教 授 中山 宜典

人類の行動範囲は、地表から空へ、空から宇宙へ、そして月や惑星まで広げてきました。空や宇宙から地表を見ることによって天気や資源分布がわかるようになりましたし、防災や防衛などに活用されてきました。また空や宇宙を知ることによって地球の未来を予測することにつながっています。ロケットはこうした活動を「運ぶ」という点で支えてきています。

ロケットには、大きなものを速く運ぶのに適した化学推進と推力は小さいけれど推進剤を節約できる電気推進があります。例えば、固体ロケットモータは化学推進の一つ、イオンエンジンは電気推進の一つです。多くの種類のロケットがあり、それぞれの特長に合わせて、打上げロケットやミサイル、人工衛星に搭載されています。

推進工学分野では、国内でも数少ない専用施設や器材を用いて、燃焼制御が難しい固体ロケットの燃焼中断や再着火、イオンエンジンのさらなる高性能化や信頼度向上などを主テーマとして研究を進めています。

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防衛大学校 システム工学群 航空宇宙工学科
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