教 授 山崎 武志

  人工衛星は、たとえば通信や観測、測位など何らかの決まった目的をもって宇宙へ送り出すものですが、その目的をきちんと果たせるためには、前もって適切な軌道を選び、姿勢を保つ方法を考えなければなりません。特に、監視や偵察といった新しい働きを人工衛星にさせようとすると、軌道や姿勢に関する事前の検討がとりわけ重要になります。
  一方で、宇宙空間で働く人工衛星の数は年々増加の一途をたどっていて、軌道上での衛星の混雑が心配されるようになりました。目的をもって働く衛星どうしがニアミスを起こす事例も決して希ではありません。軌道の力学には今後、このような問題への対応も求められるでしょう。
  本分野では、このように軌道や姿勢の力学を基本に置きながら、将来的な人工衛星の利用について考えていきます。

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