応用化学科は、防衛大学校設立当初から今日まで続いてきた歴史ある学科です。自衛隊高級幹部として自衛隊の中枢だけでなく、化学兵器禁止機関のような国際機関などの多くの所で活躍している卒業生を多く送り出してきました。本学科では、このような誇れる伝統を今後も継承・発展させていくために、理工系学生に対する基盤教育を行うとともに、応用分析化学、応用無機化学、応用有機化学、 応用物理化学、高分子化学、反応化学、燃料化学、火薬学、生物化学、 細胞分子生物学、ゲノム生物学の11講座が連携して様々な専門教育研究分野に対応しています。

 当学科では、幅広い知識と能力を身につけられるよう、無機化学、有機化学、物理化学、分析化学などの基礎的な分野は比較的早い時期に学び、高分子化学、反応化学、燃料化学、火薬学、生物化学などの応用分野を大学後期に学ぶように配慮されています。4学年次では、上記11講座に属する各研究室に配属して、一年間実験を主体にした研究教育を行っています。

 これにより高い専門性に加えて、広い視野に立った科学的思考力の養成に注力しています。幹部自衛官になる人たちにとって、陸海空のどのような分野に進んでも、将来直面する様々な問題に対して自ら解決の糸口を見出すことができる人材の育成を目指し、日々研究と教育に邁進しています。習得した素養は、科学技術を理解し、さまざまな装備品を使用又は開発するとともに、部隊を運用する上で必ず役立つものと確信しています。

  
応用化学科  学科長  吉村 幸浩