防衛大学校 通信工学科

通信基礎工学講座

担当教官

研究内容

近年急速に発展しつつある情報通信分野の基礎として、とくに光エレクトロニクスの研究に重点をおいており、最近では、光ファイバ素子を用いたセンサの開発、およびポリマー材料を用いた光学素子の開発を行っています。

光ファイバのセンサへの応用は、通信用の光ファイバ技術およびこれに関連する各種光学デバイスの発展とともに進められてきました。現在、光ファイバセンサは実用化されつつあり、船舶や飛行機などの乗り物やトンネルや橋梁などの建築物に埋め込まれ、これらの構造物内で異常を検知するためのシステムが試験的に運用されています。我々の研究室ではとりわけ、遠隔計測や特殊環境下での計測の基礎的な技術開発を行っており、光ファイバセンサの実用化を目指して研究を進めています。

本研究室では、光ファイバデバイスの基礎的な研究にも積極的に取り組んでいます。光ファイバブラッググレーティング中の光波伝搬特性の理論解析やコンピュータシミュレーション、また、エルビウム添加光ファイバ光増幅器や半導体光増幅器を用いた光ファイバーレーザを開発し、光ファイバセンサへの応用を目指しています。