卒業後の進路

  卒業後は、陸・海・空それぞれの幹部候補生学校へ入校し、ここを卒業後に各部隊に配属され幹部自衛官に任官します。幹部自衛官には、電気電子技術によってハイテク化された航空機、艦船、戦車、ミサイル、レーダなど陸海空自衛隊の第一線に配備されている様々な装備品を効果的に作戦運用するために、電気電子工学に関する専門的な知識が必要になります。また、各自衛隊の将来の装備品の研究や開発を行うために、電気電子工学など理工系の技術に精通し、修士号・博士号の学位を取得した幹部自衛官が必要とされています。

  このため、陸海空自衛隊ではそれぞれ運用や研究・開発に必要な知識・技術の習得のために、幹部自衛官を装備品関連会社などで研修させたり、大学院で高度な先端技術を研修させる制度を設けています。本校の卒業生は卒業後一定期間を部隊等で勤務した後、希望により防衛大学校理工学研究科前期課程(修士課程)に入学、その後、同後期課程(博士課程)に進学することもできます。また、国内の他大学大学院や国外大学の大学院への進学の道も開かれています。

Department of Electrical and Electronic Engineering, National Defense Academy