井上教官インタビュー



 今回の教官インタビューは、ついにっ!人間文化学科といえばこの教官、井上泰至教官です。一学年の授業、そして教養科目も多く持たれている先生の授業は、ほとんどの学生が受けたことがあるはず。その独特の授業展開、するどいツッコミ、恐ろしいほどの人間観察眼力により、学生に非常に慕われている教官です。毎度の授業でもわかる通り、とてもオシャレ!本日は初夏のような今日の天気によくあった清清しいジャケット姿です。50期学生委員決死隊がインタビューをしました。

 ・・・多くの授業をお持ちであり、色々なジャンルの知識が豊富な教官ですが、専門分野はどういったことなのでしょうか?

 日本の文学です。特に江戸時代ですね。また外国からみた日本、日本文化などの比較文化もあつかっています。木下先生の比較文化は言語を中心にみたものですが、僕は文化を中心にみるといったところでしょうか。

 ・・・なるほど、外国からみた日本文化・・・そういえばライシャワーを授業でやっています。教官室の本棚には江戸文化・風俗の本が沢山あります。

 ・・・人間文化学科を立ち上げる際に関わった教官の一人と聞いておりますが、学科についてのお話を・・・

 防衛大学校勤務は16年目です。人間文化学科創設までは、学科に所属するのではなく、教養担当の教官として勤務していました。人間文化学科を作るにあたっては、当時の学科長石毛先生、今の学科長水野先生が中心となって動きまして、そこに僕も関わりました。防衛大学校は文系・理系の人数の差が大きいですね。理系の能力は必要ですが、幹部自衛官には文系の人間がいてもいいと思いますし、いるべきだと思います。昨年度、48期を学科一期生として送り出しました。人間文化の学生はこれからどんどんと活躍してほしいですね。

 ・・・16年!意外と勤続期間が長いですね。現在でも教養や基礎ゼミを持っていらっしゃるので、理系や他の文系学科の学生にも人気知られています。2年以降の教養も人気授業ですよね。

 人間文化学科といえば金曜日のオフを利用した『映画の会』がありますが、これはどのような考えで始まったものなのでしょうか。

 映画を通して、専門への導入になればいいなと思いはじめました。48、49期生の時には、学科の教官をゲストとして、映画の解説などをしてもらっていました。 (50期参入時期からは井上教官の解説です。)また、前までは今より少人数で会を開いていましたので、学生と教官の交流の場にもなっていました。今は学生の数も増えて、ディベートや交流はちょっと難しい状況ですね。

 ・・・普段のように、ただ見るだけじゃ気づかないところなどを解説していただけて面白い会です。前回は『サイコ』でした。

 ・・・それでは・・・いきなりですがっ!奥様とのなれそめをお聞きしたいですっ!

(くるであろうと予想されていたようで、これでも余裕の表情の先生です)
 僕と妻とは7歳違いです。妻は小中学校時代、ブラジルで育ちました。純粋な日本人ですよー、誰ですか、ハーフだとかブラジル人だとか言っているのは。同じ大学出身ですが、出会ったのは卒業後です。友人同士で集まったときに妻がいました。会ってすぐにいいなと思いました。(ビビッときたそうです!)目に力のある女性が好みです。

 ・・・おぉ、ついに先生の奥様について真相が明らかになりました。授業などでも話にはちょくちょくでていらっしゃいます。先生は愛妻家です〜
 ・・・知識豊富で話術も巧み、そして人間分析により学生を緊張させる井上教官ですが、苦手なものはあるのでしょうか?

 その質問から学生がなにを考えているかすぐわかりますね〜。 それはありますよ。高いところはまったく駄目です。教官室(ちなみに4階です)や観覧車程度なら大丈夫なのですけれどもね。落ちそうなところは駄目ですね。
 苦手なタイプの人間はといいますと、まずは、まったく人の話を聞かずに自分の意見を押し付ける人。苦手ですね。そして、私と話し方が似ている人でしょうか。去年の卒研担当の学生で、だんだん僕の話し方を使う学生がいましてねー。同じ方法で質問してくるんですよ(笑)

 ・・・つまり教官は教官御自身が怖いということでしょうか・・・?!

 ・・・防大生に求めるものはありますでしょうか。

 訓練や学科のこと以外で、やはり防大と一般大学の違いはここで大人になっていく練習ができることでしょうか。学生舎生活などでそれを学べるというのは貴重な体験だと思います。自分の家ではないところで修行をすることは大切なことです。社会的な自分と直面して、『己を知る』、自分の能力を知って欲しいですね。

 ・・・井上教官は学生舎のことについてとても詳しいです。学生の状況をわかってらっしゃる。

 ・・・49期の先輩方とは卒研などで交流があると思いますが、2・3学年はそんなに先生と交流する機会がないですよね。2・3学年にメッセージを!

 50期、3年生は非常に元気で明るい学年ですね。この調子で行ってください。51期、2学年はまだまだおとなしいですねぇ。もっと明るさをだして欲しいですね!

 インタビュー中に、連休でこちらに帰ってきていた48期の先輩が井上教官を尋ねていらしてました。卒業しても会いたい教官!ということですね。GWも会いたいという卒業生が大勢いるみたいです。やや緊張してインタビューに臨みましたがお茶菓子までいただき、とても楽しくインタビューさせていただきました。お忙しい中、我々のぶしつけな質問にも丁寧に答えてくださいました。本日はご協力ありがとうございました。