田中先生インタビューっ


今回は英語科・田中教官に、無謀にもワタクシ庄島が単独突撃インタビューです。

インタビューのためお伺いしたのは年末の12月26日(解散日!)。忙しい時期だったのですが、先生は私の拙い進行にも気さくに答えて下さいました。

<まずは先生のご専門についてお聞かせください

私の専門はアメリカ文学なのですが、今現在はかなり幅の広い分野に及んでいますね。例えばキリスト教文学や思想などで、アメリカ人作家の作品研究、最近は日本近代の文学作品、有島武夫や志賀直哉、芥川龍之介、遠藤周作にも手を広げています。グレアム・グリーンというイギリス人作家のものも・・・。

<・・・(グ・・・グレ・・・メモらないと・・・)・・・かなり幅が広いんですね。しかしなぜこうキリスト教関係の作品が多いのですか?

そうですね、やはり「自分の生きる軸」であるからでしょうか。「人は何のために生きるのか」とか物事の善悪とか生き甲斐とか、自分の中に人生のテーマを持っているような作家に関心があるんです。

なるほど・・・。ところで先生は何と横須賀生まれの横須賀育ちなんですよね?防大にまつわるようなお話とかありますか?

面白い話があるんですが、私が高校生の頃、防大を中退して牧師になろうと神学校に通っている人と外国人宣教師の2人に家庭教師をしてもらったことがあります。1年間くらいですけど。その人は防大を1,2年で辞めた人なのかな、防大に「聖書研究会」なるものがあって、そこで人生の針路の向きが変わったみたいですね。今は岐阜県で有名な牧師さんをされています。

へぇーっっ!驚きました。そんな研究会があったことも知りませんでした。それで防大に憧れた・・・?とかですか?

いやいや、そういうわけではなくて。。。でも自分は中学の頃、防大に入ってパイロットになりたかったんです。で、少年時代の私は町で防大の学生を見るたびに尊敬の念を抱いていました。しかし、高校時代に視力を落としてしまい断念したわけです。好きだった数学の道も考えましたが、結局は英文科出身の芥川龍之介に憧れて英米文学の方へ進みました。そして防大へは公募で来ました。やっぱり防大に勤務できて嬉しかったですね。

<先ほどからお部屋を拝見していて、空手系の本も多いようですが・・・

(私は詳しくはありませんが、極真空手で有名そうな方のサイン入り色紙空手漫画のようなものも・・・)

はい、極真空手で、茶帯です。もう17年間も続けていますね。まあ続けていると言っても細く長くで・・・細々とやっています。黒帯を目指していますが・・・10年くらい先でしょうか・・・。格闘技、K−1なんかは好きです。

<先生もなかなかのスポーツマンなんですね。それでは、学生に対してお勧めの本などありましたらお願いします。

お勧めですか・・・聖書はやはり外せないです。これはまさに「人生の糧・自己を照らす鑑」といえるものだと思います。まあ挫折もなく、毎日健康に人生を楽しく過ごしている人には不要かもしれませんが。。死ぬときを考えると、人は信仰がなくても死ねるのか疑問ですし。死を前提としない生は浅いものでしょう。

とにかく防大生には忙しい中少しでも読書する習慣を身につけてほしいと思います。今の年齢くらいから「この人だ」と思えるような作家を一人見つけて追求していく読み方が良いと思います。人から勧められたり、新聞で評判のものを手にとって見たり書評から選んだり。本との出会い方はたくさんありますが、まずは自分からきっかけを作ってほしい。

<そうですね、若者の読書離れは本当に深刻と言われますからね、私も含め・・・。

<最後に、防大生に一言お願いします!

ありきたりですが「勉強にもっと集中しよう!」ってことですかね。何をするにももっと自覚を高めて欲しい。一人一人が国を担う要であることを自覚し、知性・人間性においても更に研鑚を積んで欲しいです。自己研鑽は義務であるだけでなく、「自分のため、ひいては国のため」です。

最後には少々耳の痛いお話がありましたが、「こないだ読んで面白かったあの人の本をもう1冊読んでみよう!」などと思いながら田中先生のお部屋をあとにしました。精神的にも身体的にも、自らを高めようと鍛えていらっしゃる田中先生は、ともすればだらけがちな防大生活スパイスをさしてくれたように思います。

最後に先生からのプレゼントです(和訳してみましょう!)。

O Land of lands! to thee we give

Our prayers, our hope, our service free

For thee thy sons shall nobly live,・・・・・・

John Greenleaf Whittier “Our Country”より一部抜粋)

 これにて田中先生のインタビューを終わります。(文責・庄島)


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