永岑准教授へのインタビュー報告


 今回は我が人間文化学科の誇るストレスの専門家、ドイツ留学の経験もおありの永岑教官に、卒研部屋の3人がインタビューを行いました!

―なぜ、心理学を専攻しようと思ったのですか?

 元々は医者志望だったのですが、高校時代に体調を崩したこともあり、その他に自分が興味を持てると感じたのが心理学でした。

―心理学の魅力はどこでしょう?

 すべての人が“心”を持っています。しかし、私たちはこの身近な“心”のことを、実はあまりよく理解できていません。心理学は、心のメカニズムを明らかにする学問で、日常的に捉えられている心の働きを「本当にそうなのかな?」という疑問を持ち、調査や実験によって検証していきます。  複雑な心のメカニズムを明らかにすることは、とてもチャレンジングなことですが、自分を含め“人”をより深く理解することができる点で、とても魅力的だなぁと思います。

―教官自身の学生時代のお話をお願いします。

 心と身体の関係に興味があり、東京女子大の文理学部心理学科で勉強してストレスに関する卒論を書いた後、東工大という理科系の大学院へ進みました。でも自分がやりたい分野は日本ではまだ全然研究が進んでいなくて…。そんな中で、自分が興味のある分野の論文というのが、ほとんど全てドイツの同じ研究室から出されていたんですね。それで、「ドイツの奨学金が取得できたら、私を研究室に受け入れてください」って直接その大学にお手紙を出したんです。そしたらOKの返事がもらえて、奨学金も申請した2年目に取得できたので、希望したドイツの大学で勉強することができました。自分がやりたい、と思うことを研究している研究室に出会えたのは、運が良かったと思います。

―すごい行動力ですね!!では学生時代の一番の思い出は?

 いろんなことにチャレンジしたこと、かしら。ドイツに行くための語学研修や、精神科への病院実習、人生の最後をみとるホスピスケアにも行きましたし、少年院にも行きました。世界を広げることに貪欲でしたね…、充実していました。

―そんな教官が、なぜ防大に?!

 元々ずっと、学ぶことの楽しさや、自分が勉強して得たものを大学で教えたいと思っていました。でも、自分の専門分野を専門科目として教えている大学っていうのは本当になくて…。だから最初は研究所に就職したのだけれど、あるとき防大の公募で“ストレス管理論”っていうのを見たんです。それを見て、「これしかない!」って思いました。“ストレス管理”という科目で教官の募集をしている学校を見たのは、防大が初めてでした。

 ―防大の学生をどう思いましたか?

 最初はまず、「忙しいな」と思いました。あとは、短期間で追い上げる力のすごいこと! 集中力というか、ぎりぎりのところで力を発揮できるというか…それは4年間でそういう力が身についたからなのかしら。だから、あんまり学生のことを心配するのはやめました(笑)。あとは、時間的制約もあるけれど、もっと外に目を向けてもいいんじゃないかなぁと思います。

―最後に、防大の学生に一言お願いします!!

 4年間という時間を、大切に過ごしてほしいです。大学生活って、すごく貴重です。貪欲に、いろんなことに興味を持って、自分の大学生活を充実させてください。

以上、華奢な外見からは想像もできないような、アクティブさとバイタリティーをお持ちだと言うことが、よく分かるインタビューとなりました。この後インタビュワーの3人は、「永岑教官のように、がんばろう!!」と気持ちも新たに、また卒研へととりかかりました。人をやる気にさせることができるのは、心理を勉強したからか、天性のものなのか、どちらなのでしょうね。永岑教官、これからも、どうか我々学生のことをよろしくお願いします!!

(文責:越智小牧)


人間文化学科ホームへ戻る