西村康子先生

『若者は海外でどのように日本文化を紹介すべきか』

平成16年10月27日


 

西村先生の課外講演で感じたこと        鈴木 尊也

 10月27日に行われた西村先生の課外講演「若者は海外でどのように日本文化を紹介すべきか」を聞き、私が感じた点をいくつか述べたいと思う。
 まず、講演の題を事前に聞いた際に、私はとても興味深く感じた。国際化が進む現代において、ビジネスや実生活においても海外との交流は増え、防衛大においても、海外士官候補生の訪問や、海外士官学校への派遣などの異文化交流が盛んになっている。そのような環境に置かれている我々にとって、海外で学問をされ、カナダで客員研究員をされている西村先生の話を聞けるという事は有意義であると考えたからである。
 講話というと堅苦しい話をイメージしてしまいがちであるが、西村先生の話が始まると、学生が受身にならずに積極的に話に参加できるような工夫が随所にちりばめられていたので驚いた。話の内容としては、前半は第2次世界大戦における「侵略戦争か自衛戦争か?」という問題を海外からの評価と日本の主張の差異を取り上げ、学生が自分の意見を英語で発表するという物であった。その後、講堂内において先生が用意してくださった藁を用いて、「縄の綯い方」を全員で練習した(左下写真参照)。その後、後半はカナダの士官学校の話を聞き、実際の生活ぶりをビデオで見て講話は終了した。
 西村先生は元統幕議長の栗栖弘臣氏から「防大生に為になる話をして欲しい」と依頼されていらっしゃったそうであるが、講話を聞いていて「世界で活躍できる幹部自衛官になって欲しい」という西村先生の熱意が伝わって来るような講話であった。
 私が西村先生の講話から学んだ点を述べるならば、前半の「侵略戦争か自衛戦争か?」という問題からは、自国からのみ考えるのではなく、多様な考え方を知る事を通じて、国際的なセンスを学ぶ事ができた。また、縄を綯う事からは、日本人としてのアイデンティティーを再確認する機会を得ることができた。後半は、カナダの士官候補生の話を通じて、世界のライバル達が日夜研鑚する様子を知り、防大生としてのアイデンティティーを再認識する事ができた。
 講話全般を通じて感じた点は、我々がいかに期待されているかもひしひしと伝わり、身が引き締まるような思いのする講話であった


人間文化学科ホームへ戻る