人間文化学科校外研修レポート


 平成22年6月25日、人間文化学科57期は初めての校外研修で、神奈川県立歴史博物館と横浜開港資料館に行った。 横浜が豊かな環境に恵まれ、古くから繁栄してきた様子を学ぶことができた。

 

神奈川県立歴史博物館

 日本の歴史の中で重要な役割を果たしてきた横浜。その歴史が5つのテーマに分けて説明されている。 歴史博物館の建物は明治30年代に 建てられた横浜正金銀行本店の建物で、国の重要文化財に指定されている。元々、博物館のために建てられた建物ではないので、 展示に苦心のあとがみられたが、教科書で見るような有名な資料が多く、学芸員の方のアドバイスのお陰で、楽しみながら 効率的に見学することができた。

テーマ1:相模の古代に生きた人びと

 海に面し、温暖な気候に恵まれ、相模はいつの時代の人にとっても住みやすい 環境で、古くから栄えてきた。古代人がこの自然環境をうまく利用して生活してきた痕跡、貝塚や古墳、横穴墓の展示を 見ることができた。

 

テーマ2:都市鎌倉と中世びと

 源頼朝による鎌倉幕府の始まりから、幕府滅亡後の鎌倉府、戦国期に小田原を拠点に関東に勢力を広げた後北条氏の滅亡まで、 400年間にわたる武家政権の変遷を軸に、多様な資料から中世東国の歴史と文化を展示している。陶磁器や水墨画、仏像彫刻 などの美術工芸品も豊富に展示されている。

(http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/gohojyo/collection/d_collection_11_zoom.html)

 

テーマ3:近世の街道と庶民文化

 大都市江戸に隣接し、北部に甲州道、南部に東海道が通る神奈川県域は、 街道に沿って城、宿場、関所が置かれ、それぞれが城下町、宿場町として発展してきた地域性を見ることが できた。古文書や絵画、浮世絵、模型などにより街道の様子、民衆の暮しを支えた物産などから近世神奈川の特色を見ることが できる。

(http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/edofuzoku/d_edofuzoku06_zoom.html)

 

 

テーマ4:横浜開港と近代化

 横浜の歴史で外すことのできないのは、「鎖国」からペリーの来航と開国、文明開化、自由民権運動、近代産業の発達へと続く幕末・ 明治初期の歴史で、当時の文化である横浜浮世絵、近代絵画、新聞、古写真などの資料を使って展示している。

(http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/yokohama/fuzoku/d_fuzoku02_zoom.html)

 

テーマ5:近代の神奈川と伝統文化

 関東大震災と復興、昭和恐慌による社会経済の混乱、戦後の復興と占領政策の影響、そして高度経済成長に至る神奈川県の 変化の様子を県民生活の視点から展示している。かつての生活文化を考えさせられる様々な生業に関係する道具や宗教関係 の資料もあった。

    

 

 

 

 

横浜開港資料館

 横浜開港資料館は、日米和親条約が結ばれた由緒正しい地、旧英国総領事館にある。ここには江戸時代から大正・昭和初期 までの国内外の歴史資料が集められている。 横浜の歴史的役割を世界史と日本史の接点から見直し、横浜を知る手がかりとすることができた。  

 

展示室1
横浜開港への道

黒船に乗ったペリーの来航は、200余年の鎖国を破り日本を大きく変えた。当時の世界情勢や日本、横浜の様子が紹介されている。 国民のペリーへの驚きと興味を示す瓦版や、ペリーの日本遠征日記、横浜の錦絵地図や写真など文字資料を中心に展示されている。  

 

展示室2
街は語る−開化ヨコハマ

明治14年に発行された横浜実測図を基に作成された床面地図が展示されている。その上に、当時の横浜から始まり日本全国に広まった 「横浜もののはじめ」など、港町として内外人の交流の場となった横浜、世界へ開かれた横浜が、写真や資料によって分かりやすく 学べる。

(http://www.kaikou.city.yokohama.jp/message/index.html)
 

記念ホール

開港記念館の旧館である記念ホールは昭和6年に英国総領事館の待合室として建てられたもの。現在は来館者の休憩室として 使われている。 中庭にはペリー来航当時から生き続ける、ペリー提督・将兵上陸図にも描かれている玉楠の木がある。

(http://www.kaikou.city.yokohama.jp/guide/tamakusu.html)

(中尾・前原)


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