防衛大学校システム工学群建設環境工学科

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工場見学他

工場見学

 建設環境工学科では,教場や実験室で学んでいることが実社会ではどのように活用されているか,実社会ではどのようなことに苦労し,どのような技術や学問の進歩を求めているか,などを学生一人一人によく見てもらうために,工場見学を重視しています.その実績は防大14学科の中で1番です.1日に2現場を回ることもあり,延べて8~9日程度になります.

見学の様子

宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダム
大成建設
大成建設
横須賀市上下水道局下町浄化センタ-
横須賀市上下水道局下町浄化センタ-
港湾空港技術研究所
港湾空港技術研究所
東京湾第三海堡遺構
東京湾第三海堡遺構
横須賀市防災センター
横須賀市防災センター

今年度の見学先

時期 見学予定先 見学の目的や内容
3学年 宮ヶ瀬ダム 重力式コンクリートダム計画・建設の軌跡,ならびに,広域水圏の維持・管理・防災・水資源利用について学ぶ.
未定 未定
4学年 未定 未定

過去の実績

時期 見学先 主な見学内容
3学年 JFE京浜製鉄所 主要な土木建設材料の一つである鉄鋼製品の製造過程(原料処理→製銑→製鋼→圧延)
東電東扇島火力発電所 LNG(液化天然ガス)を燃料とする火力発電所での,LNG受入れ基地,貯蔵タンク,発電設備
デイ・シイ セメント事業本部 川崎工場 主要な土木建設材料の一つであるセメントの製造過程
三菱重工業横浜製作所 鋼材を用いて橋桁,橋脚を生産する過程
横浜環状鉄道高田駅工区土木工事 地下鉄の延長,駅整備などの地下空間における土木建設工事
宮ヶ瀬ダム 利水・治水・発電の機能を持つ多目的ダムの内部や管理システム
明石海峡大橋・中部方面総監部 世界最長の吊橋である明石海峡大橋(神戸~淡路島).中部方面総監部では,阪神・淡路大震災における自衛隊の救援活動の経験や教訓について話を伺った
大成建設株式会社 技術センター 大成建設技術センターの研究施設を見学し,最新の技術開発成果や建設技術を学ぶ.
4学年 新宿駅南口地区基盤整備事業 老朽化した新宿跨線橋(国道20号)の架替えや歩行者広場整備などの都市土木工事
首都高速道路交通管制室 交通管制システム(車両感知器やテレビカメラなど)を駆使した高速道路全線にわたる事故や渋滞などの情報の収集・処理・提供の様子
横須賀市水道局西浄化センター 重要な社会基盤の一つである下水道浄化施設
横須賀市上下水道局 下町浄化センタ- 重要なインフラストラクチャの一つである下水処理施設について,その機能と最新技術を学ぶ.
国立研究開発法人 港湾空港技術研究所 港湾および空港の建設・維持に関する日本最大規模の土木実験施設を見学し,最新技術を学ぶ.
リサイクルプラザ アイクル 横須賀市のゴミ処理の現状と対策を学ぶ.
東京湾第三海堡遺構 明治期の土木構造物の性能と保存の状況を学ぶ.
横須賀市防災センター 緊急や災害時の横須賀市の緊急対応の現状把握と自衛隊の連携に関する現状,地震時の免震と制振構造の現状を学ぶ.

ワリバシ・ブリッジ・コンテスト・クラシック
Waribashi Bridge-contest Classic

ワリバシ・ブリッジ・コンテスト・クラシックの様子

 ワリバシ・ブリッジ・コンテスト・クラシックは,割り箸を用いてある一定の制約条件の下で橋梁の模型を作成し,その強度を競うものです.当学科の4学年が日頃の構造工学分野の修学の成果を発揮する場として,例年,1学年(※)に対する学科見学会において行われます.

(※)防衛大学校では,2学年進級時に学科を選択するため,1学年に対して学科見学会が行われます.

公式競技規定(2018年11月改定)

  1. 供試体全般に関する規定
    1. 長さは,間隔450mmの支承の上に整置できる充分な長さを持つこと.幅は,200mmを超えないこと.
    2. 水平反力が発生する構造形態(例えばアーチ)は禁止する.
  2. 使用材料に関する規定
    1. 割り箸は規定の配布されたものを使用すること.
    2. 使用する割り箸の数の上限は1体当たり50膳とする.
    3. 接着剤の種類は制限無し.
  3. 載荷方法に関する規定
    1. 載荷スパン(支承間隔)は450mmとする.
    2. 載荷位置は両支承から等距離とする.また,支承よりも鉛直方向に70mm以上高い位置とする.
    3. 下図に示すように橋軸直角方向に鉄棒を渡し,この鉄棒をワイヤーロープで下に引っ張ることによって載荷する.右図では上弦材に鉄棒を渡しているが,鉄棒を渡す位置は製作者が指定して良い.その場合でも,3.2の規定は満たさなければならない.
    載荷方法に関する規定の説明図
  4. 競技の判定方法
    1. 次の値Ωが大きい供試体ほど優秀であると判定する
      Ω=Pmax/W1.5
      ここで,Pmaxは最大荷重(kgf),Wは供試体質量(kg)である.

競技の様子

見学の1学年でにぎわう競技場
見学の1学年でにぎわう競技場
手に汗握る載荷の瞬間
手に汗握る載荷の瞬間

2022年度大会の受賞者と受賞作品

最優秀賞
最優秀賞
デザイン賞
デザイン賞