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松浦学科長からのメッセージ



 公共政策学科は、将来の幹部自衛官にとって不可欠な社会全般に対する理解を深めるために、政策的関心という統一的視点から多様な学問領域の統合をめざして設立された学科です。今日の社会はますます複雑になってきており、従来の個別的学問分野のみでは的確な対応が不可能になってきています。従来の学科区分にとらわれない総合的な取り組みが求められているのです。

 当学科では、まず政治学・経済学・法学などの基礎的学問を背景に、組織論・社会学・安全保障論などの理解をふまえて、政策形成過程を分析するための科目を学びます。科学的手法と方法論を体得するだけではなく、現実の具体的な事例に則した分析を目標にしています。政策的関心とは、理論を現実社会に応用することに他なりません。いわゆる床屋談義に陥らない科学的な政策論が今日ほど求められている時代はないでしょう。

 このように公共政策学科は、いわゆる従来型学際的アプローチの反省をふまえた新たな総合的視野と、政策的関心の下に科学的な現実把握力を培います。そのため、広く国家行政を対象に、経済政策、政治過程、安全保障、組織戦略、司法制度などの科目を展開しているのです。

 学生諸君もこの多様な分野の中から、自らの関心に基づいて主体的に自らの能力を磨かなければなりません。さらには、問題提起能力あるいは政策立案・企画能力をめざして、教官共々新しい学問分野を確立するという意気込みで参加するように期待します。