強度設計研究室

アルミニウム合金の水素脆化現象の解明

金属と水素の関係は古くから鉄鋼材料を中心に研究が行われてきた。そこで扱われているのが,水素によって延性が低下する「水素脆化」である。近年,アルミニウム合金においても水素脆化現象に関する研究が行われているが,金属の内部に存在する水素の分析は非常に難しいため,未だに詳細は明らかになっていない。そこで,研究室では,水素貯蔵材料の候補材料であるアルミニウム合金(6061合金(Al-Mg-Si系),7075合金(Al-Zn-Mg系))を用いて,主に変形(引張および疲労)中に放出される水素を水素マイクロプリント法によって可視化し,材料内部の水素拡散挙動の推定を試みている。

(図上:水素マイクロプリント法の手順,図下:7075合金に含まれる粒子から放出された水素(白い点の部分))

アルミニウム合金の水素脆化現象の解明
アルミニウム合金の水素脆化現象の解明