ようこそ,古屋教授の部屋に!

 

1.略歴です.防大に来る前は本州四国連絡橋公団(2005.10に民営化されて今は本州四国連絡高速道路株式会社)にいて,いろいろな仕事を経験してきました.楽しかったです.

 

 

年.月

配置

担当した仕事の内容

 

 

本州四国連絡橋公団

1973.4

本四公団に新卒採用,本社(東京)企画課

本四事業の全体計画・工事実施計画作成,予算管理

1976.1

鳴門工事事務所

大鳴門橋下部工工事の監督

1979.7

垂水工事事務所

明石海峡大橋の設計・施工法検討

1981.8

米国コロラド州立大学

大学院で風工学を学ぶ

1982.9

帰国して本社調査課

本四架橋の環境調査,長期計画作成

1984.4

本社設計部設計第一課

明石海峡大橋スパン2000m化の検討

1985.7

第一建設局(神戸)計画課長代理

明石海峡大橋事業化に向けての諸業務,関係自治体との調整など

1988.7

国際協力事業団専門家としてジャカルタへ

インドネシア政府公共事業省でジャワ・スマトラ連結計画の検討を指導

1990.8

帰国して垂水工事事務所第一工事長

明石海峡大橋1A(神戸側アンカレイジ)工事の監督と技術検討

1992.4

同・副所長

明石海峡大橋の工事全般を指導

1993.11

第二管理局(岡山)計画課長

瀬戸大橋(1988.4完成)維持管理業務の全般指導,関係機関との調整

1995.4

本社 設計部審議役

次期プロジェクト(東京湾口,紀淡海峡など)に関する建設省委託業務

1997.4

同・設計第一課長

同上および本四架橋技術(特に耐風設計)の取りまとめ

1999.5

本社 長大橋技術センター技術調整課長

組織変更.仕事の内容は前に同じ

防大

2000.4

防大教授に公募で採用,

現在に至る

防大生の教育と研究(テーマはPC梁のせん断破壊挙動,新しい鉄筋継手工法,コンクリートの耐久性)

ちなみに本四連絡橋のことはこちらへ http://www.jb-honshi.co.jp/

私の古巣:本州四国連絡高速道路株式会社のホームページへ飛びます.

 

2.著書です.本四公団時代のことですが,本を出したことがあります.また,学会活動での共著もあります.

.橋のはなしT(共著, 1985年.技報堂出版)

2.世界最大橋に挑む 〜明石海峡大橋を支えるテクノロジー〜 

(1995年.良く書けた本ですが[自分で言うのはおかしい?],残念ながら3刷りで絶版.日刊工業新聞社の技術科学図書優秀賞を頂きました.PDFファイルで「まえがき」部分を掲載します)

3.橋をとおして見たアメリカとイギリス (1998年,建設図書.出版社のホームページPR欄に飛びます)

4.ケーブル・スペース構造の基礎と応用(1999.10土木学会、鋼構造シリーズN0.11,土木学会に設置された同名委員会の成果です.全22名の共同執筆で,一部を担当しました)

5.橋梁の耐風設計−基準と最近の進歩 (2003.2土木学会、鋼構造シリーズN0.12,土木学会に設置された同名委員会の成果です.全19名の共同執筆で,一部を担当しました)

6.鋼・合成構造標準示方書(設計編,2007年制定)(2007.3 土木学会に設置された委員会の成果です.全33名の共同執筆で,一部を担当しました)

7.Standard Specifications for Steel and Composite Structure (First Edition 2007) (2009.12 土木学会.上記No.6の英訳版で15人の仲間とともに翻訳しました)

 

 

3.インターネットで検索できるエッセイもあります.ジャンプ先は,県立千葉高昭和43年卒業生同期会のホームページです.

1.   江田島と硫黄のこと(2003年6月)

2.   観音崎の新しい職場(防大)からの手紙2000年8月)

3.   ディソン郡の橋やカードブリッジの話1999年2月)

4.   橋と半生 (199811月)

5.   ある歴史のすれ違い:原子爆弾の開発 (2006年2月)

 

4.本四公団時代に社内報に寄せたエッセイです.

PDFファイルです.

1.   スンダ海峡のことなど (1990年1月)

2.   Jakartaの日々 (1990年5月)

3.   大鳴門4Pと明石1A (1991年10月)

4.   ラプラタ河への旅日記 (1998年7月)

 

5.論文です.

1.大鳴門橋における海上作業足場

  遠藤武夫,古屋信明

  橋梁と基礎,第11巻第10号,pp.25281977.10

2.耐風設計

  古屋信明,金崎智樹

橋梁と基礎,第18巻第8号,pp.75791984.8

3.多柱基礎

古屋信明

橋梁と基礎,第18巻第8号,pp.1391431984.8

4.Brooklyn橋から大鳴門橋へ

  杉田秀夫,古屋信明

  土木学会誌,第70巻第9号,pp.28 (1985.9

5.Present Situation of Sumatra-Java-Madura Linkage Planning

    FURUYA Nobuaki

    Majalah Teknik Jalan and Transportasi(インドネシア道路協会誌),No.74, pp.52621990.6

6.インドネシア4島連結計画

  古屋信明

  道路,19911月号,pp.5660, 日本道路協会

7.明石海峡大橋1Aアンカレイジ基礎−地下連続壁工事

  山岡禮三,船越敦,古屋信明

  土木技術,1992年2月号,pp.6069

8.三成分系低発熱セメントを用いた高流動コンクリートの基礎的性質 

十河茂幸,近松竜一,金澤克義,古屋信明 

   コンクリート工学年次論文報告集,第14巻第1号,pp.3338

コンクリート工学協会 (1992)

9.明石海峡大橋1Aアンカレイジにおける大壁厚土留め連壁の設計と施工 

加島聰,佐野幸洋,古屋信明,山岡禮三 

   土木学会論文集,第444号/Vl-19pp.8796  (19923)

10.低発熱型高強度コンクリートによる地下連続壁工事の施工管理 

    古屋信明,斉藤哲男,佐野幸洋,山岡禮三,新開千弘,青木茂,十河茂幸 

   第5回土木施工管理技術論文集,pp.3138

全国建設研修センター (19925)

11High-Strength Concrete for Wall Foundation Using Ternary Blended Cement with Intermixture of Blast-furnace Slag and Fly Ash 

    S.KashimaN.Furuya and R.Yamaoka 

    Proc. of the 4th International Conference on Fly Ash Slica Fume Slag and Natural Pozzolans in Concrete Vol.2 pp.14511469  ( 1992年5月)

12.石灰石微粉末を多量に用いたマスコンクリート用低発熱型高流動コンクリート 

   古屋信明,斉藤哲男,近松竜一,十河茂幸 

   土木学会論文集,第466号/V−19pp.5160  (1993年5月)

13.橋梁基礎用RCC(Roller Compacted Concrete)の開発と施工 

  古屋信明,糸日谷淑光,山鹿正幸,新開千弘 

  基礎工,第21巻第5号,pp.109~114 (1993年5月)

14Construction of Akashi-Kaikyo Bridge West Side Anchorage 

    N.FuruyaR .YamaokaB.C.Paulson 

    Journal of Construction Engineering and Management Vol.120 No. 2pp.337356 アメリカ土木学会 ( 1993年6月)

1519003/日を可能にしたアンカレイジの施工(明石海峡大橋) 

   保田雅彦,古屋信明,糸日谷淑光,有馬勇 

   セメント・コンクリート第558号,pp.6064  ( 1993年8月)

16.明石海峡大橋1Aアンカレイジ基礎における大深度掘削の計測結果とその評価 

  古屋信明,辰巳正明,斉藤哲男,山岡禮三,崎本純治,伊藤政人 

  土木学会論文集第474号/Vl-20pp.4756  ( 1993年9月)

17.本州四国連絡橋工事における計測の一例 

古屋信明 

    第8回建築施工ロボットシンポジウム論文集,pp.99106,日本建築学会 (1994年1月)

18.明石海峡大橋高流動コンクリートの施工概要 

    保田雅彦,古屋信明,糸日谷淑光,有馬勇 

    橋梁,1994年1月号,pp.4751  (1994年1月)

19.明石海峡大橋1A(神戸側アンカレイジ)の設計 

古屋信明,佐野幸洋,糸日谷淑光,斉藤哲男,垣東伸明 

    橋梁と基礎,第28巻第3号,pp.7〜16  (1994年3月)

20Basic Research on Highly Workable Concrete with Low Heat Type Cement and Large Amount of Limestone Powder 

  N.FuruyaT. SaitoR.ChikamatsuS.Sogo 

    Concrete Library of JSCENo.23pp.81101  ( 1994年6月)

21Technical Innovation for Realization of Akashi-Kaikyo Bridge 

   N.FuruyaM. Tatsumi 

   Structures and BuildingsNo.104pp.285296,イギリス土木学会 ( 1994年8月。ビルカーチン・メダル受賞)

22Development and Application of Highly-flowing Concrete for Mass Concrete of Anchorages of Akashi-Kaikyo Bridge 

    N.FuruyaT. ItohiyaI.Arima 

    Proc. of the International Conference on High-performance Concrete pp.371396,アメリカ・コンクリート学会  ( 199411)

23.長大吊橋アンカレイジの大深度基礎の設計・施工に関する研究(博士論文) 

  古屋信明 

  早稲田大学 (199510)

24 1A工事の施工と機械設備:舞子側アンカレイジ基礎に使用した大型機械設備 

     古屋信明,星谷輝雄 

     建設機械,第32巻第11号,pp.919  (199611)

25.本四吊橋の歴史 

  古屋信明 

  橋梁と基礎,Vol.32No.8pp.4348  (1998年8月)

26.New Types of Undersea Foundations for Next Generation Projects 

    J.FukuiM.OkaharaN.Furuya 

    Proc. of Symposium on Long-span and High-rise StructuresIABSEpp.8792 ( 1998年9月)

27Study on Wind Resistant Design of Super Long-span Bridges 

    H.SatoK.OgiharaN.FuruyaR.Toriumi 

    Proc. of Symposium on Long-span and High-rise Structures IABSEpp.397402 ( 1998年9月)

28.来島大橋大型風洞試験報告

  古屋信明,鳥海隆一,竹口昌弘

  本四技報,第22巻第88号,pp.3844,本州四国連絡橋公団(199810月)

29A Study on Wind-induced Vibration of Parallel Suspenders Observed at Akashi-Kaikyo Bridge 

   R.ToriumiN.FuruyaM.TakeguchiM.Miyazaki Y.Saito 

     Proc. of the 3rd International Symposium on Cable Dynamicspp.177182 ( 1999年8月 )

30A Study on Spatial Correlation of Natural Wind 

    R.ToriumiH.KatsuchiN.Furuya 

  Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics No.87(2000)pp.203216  ( 2000)

31PC梁部材の静的および高速せん断載荷試験 

    黒田一郎,下山一貴,古屋信明,中村佐智夫 

    土木学会構造工学論文集,Vol.47App.12991308  (2001年3月)

32.重錘落下実験によるPC梁のせん断破壊挙動 

 下山一貴,黒田一郎,古屋信明,中村佐智夫 

 コンクリート工学論文集Vol.13,No.1(Issue28)pp.109p.118  ( 2002年1月)

33Shear Failure Behavior of PC Beams under Impact Loading 

    I.Kuroda, K.Shimoyama, N.Furuy and S.Nakamura 

    Proceedings of 12th International Scientific and Technological Military Engineering Conference on Transport and Building Infrastructure in Crisis Situation, Vol2, pp.199206  ( 2002年6月)

 33.曲げモーメントを受けるプレキャスト・現場打ちコンクリート接合部材の力学特性 

    丹羽穂高,黒田一郎,古屋信明,松葉美晴 

    コンクリート工学年次論文集第25巻第2号,pp.823828,日本コンクリート工学協会  ( 2003年7月)

 34Load-carrying capability of PC beam during shear destruction by impact 

    N.Furuya, I .Kuroda, K.Shimoyama and S.Nak amura 

    Proc. of 2nd International Structural Engineering and Construction Conference, Vol.2pp.12851290  ( 20039)

35.プレキャスト・現場打ちコンクリート接合部に用いる鉄筋継手方法の実験的研究 

    丹羽穂高,黒田一郎,古屋信明,岡村勝栄 

    コンクリート工学論文集,Vol.15No.2pp.99108  (20045) 日本コンクリート工学協会

36.凍結融解繰返し作用によるコンクリートの表面劣化に及ぼす吸水型枠の影響 

    畑野真吾,黒田一郎,古屋信明,山本佳士 

    日本コンクリート工学協会「透水,脱水によるコンクリートの品質改善に関するシンポジウム」論文集,pp.261-268  (20049)

37.衝撃を受けるPC梁のせん断破壊挙動に及ぼす砂緩衝材の効果 

    畑野真吾,黒田一郎,古屋信明,山本佳士,中村佐智夫 

    土木学会「第7回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム」論文集(構造工学技術シリーズNo.38pp.95100  (200411 )

37.支点近傍に緩衝材を介した衝撃荷重を受けるPC梁のせん断破壊挙動 

    畑野真吾,黒田一郎,古屋信明,中村佐智夫 

    コンクリート工学論文集,Vol.16No.3pp.4958  (20059) 日本コンクリート工学協会

38. 支点近傍に衝撃荷重を受けたPC梁の残存耐荷性能評価

  黒田一郎、畑野真吾、古屋信明、中村佐智夫

  コンクリート工学年次論文集Vol.28, No.2,, pp.8538582006年7月)、日本コンクリート工学協会

39. 支点近傍に緩衝材を介した衝撃力を受けたPC梁の残存耐力と破壊限界落下高さ

 塩野谷昇、畑野真吾、山本佳士、黒田一郎、古屋信明、中村佐智夫

 土木学会「第8回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム」論文集pp.7580  (200611 )

40. せん断スパン比などを変えたPC梁の衝撃載荷実験

 黒田一郎,塩野谷昇,山本佳士,古屋信明,中村佐智夫

 土木学会構造工学論文集,Vol.53App.11811190  (2007年3月)

41. An Analytical Study on the Failure Behavior of Prestressed Concrete Beams under Impact Loading,

  Y. Yamamoto, S. Hatano, I. Kuroda and N. Furuya

  Proc. Of Concrete under Severe Conditions: Environment and Loading, pp.12831288, Tours, France, July 2007

42. 剛体バネモデルによる高速載荷を受けるRC梁のせん断破壊解析

  山本佳士,黒田一郎、塩野谷昇、古屋信明

  コンクリート工学年次論文集Vol.29,  pp.80581020076月)、日本コンクリート工学協会

43. 吸水型枠を使用したコンクリートの透気性と塩分浸透深さとの関係

  黒田一郎、吉村太郎、古屋信明,山本佳士,

  コンクリート工学年次論文集Vol.29,  pp.71572020076月)、日本コンクリート工学協会

44. Failure Analysis of Reinforced Concrete Beam Subjected to Rapid Loading Using 3D-RBSM

Y. Yamamoto, Y. Miyata, I. Kuroda and N. Furuya

First International Workshop on Performance and Strengthening of Structures under Extreme Loading, Theme-1 Structures under Impact and Shock, Whislter, CANADAAugust 2007

45. 剛体−バネモデルによる鉄筋継手部の応力伝達機構に関する研究

岩田道春,山本佳士,黒田一郎,古屋信明

コンクリート工学年次論文集第30巻,pp.6796852008年7月),日本コンクリート工学協会

46. 鉄筋腐食させたRC梁の残存曲げ耐荷力特性に関する実験的研究

村上将也,山本佳士,黒田一郎,古屋信明

コンクリート工学年次論文集第30巻,pp.109511002008年7月),日本コンクリート工学協会

47. ループ鉄筋で接合されたRC梁の曲げ耐荷性能

黒田一郎,山本佳士,古屋信明,丹羽穂高

コンクリート工学論文集第19巻第3号,pp.41502008年9月),日本コンクリート工学協会

483次元剛体バネモデルによるコンクリート供試体の圧縮破壊解析

山本 佳士,中村 光,黒田 一郎,古屋 信明

土木学会論文集E,Vol.64 No.4, pp.612630,土木学会 (200811)

49. 衝撃荷重を受けるPC梁の耐衝撃性能に及ぼすせん断スパン比および導入プレストレス量の影響

吉村 太郎,塩野谷 昇,山本 佳士,黒田 一郎,古屋 信明,中村 佐智夫

土木学会第9回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム論文集,pp.712 (200812)

50. 鉄筋腐食させたRC梁の非破壊検査に基づく残存曲げ耐力算定に関する基礎的研究

黒田 一郎,村上 将也,山本 佳士,古屋 信明

土木学会構造工学論文集Vol.55App.833841 (2009年3月。第55回構造工学シンポジウム論文賞受賞)

51. 衝撃荷重が作用するPC梁部材のせん耐荷性状に及ぼす載荷幅の影響

黒田 一郎,吉村 太郎,山本 佳士,古屋 信明,中村 佐智男

土木学会構造工学論文集Vol.55A, pp.12151224 (2009年3月)

52. AN EXPERIMENTAL STUDY OF BOND STRENGTH AGAINST LOW-CYCLE REPEATED LOAD

Ichiro KURODA, Sokpor CHAAY, Yoshihito YAMAMOTO, Nobuaki FURUYA

コンクリート工学年次論文集第31巻,pp.601606,日本コンクリート工学協会 (2009年7月)

53.  RBSM解析によるRCループ継手の破壊機構の評価

山本佳士,岩田道春,黒田一郎,古屋信明

,  土木学会構造工学論文集Vol56App.915927 (2010年3月) 

54. 3次元RBSMによるコンクリートの高速圧縮破壊解析

山本 佳士,中村 光,黒田 一郎,古屋 信明

コンクリート工学年次論文集第32巻第2号,pp.7217262010年7月),日本コンクリート工学協会

55. NUMERICAL SIMULATION OF SHEAR FAILURE BEHAVIOR OF PRESTRESSED CONCRETE BEAMS UNDER DROP-WEIGHT IMPACT LOADS USING RBSM

Y. Yamamoto, T. Yoshimura, I. Kuroda and N. Furuya

9th International Conference on Shock & Impact Loads On Structures, pp.685~694, Nov. 2011

 

6.学内向けに書いたもの,授業配布用資料でまとまりがあるもの

PDFファイルです.

1.原子力発電について考えよう(防大図書館だより2011.8に寄稿)

2.放射線と健康への影響(授業配布用資料,2012.4作成)