最近の研究

研究内容の紹介

市街地の熱収支

都市の温暖化は地球温暖化よりも早いペースで進んでいます.都市は人間生活の場であるため,我々の日常生活にも直接的な影響があります.例えば,熱中症や熱帯夜,冷房エネルギー消費の増大です.冬は暖かくなった分,快適にはなりますが害虫の越冬を助長したりと生態系にも影響があります.都市温暖化の原因を正確に(定量的に)把握することは,住みよい街を創るために必要不可欠です.

研究手法としては渦相関法による熱流量(フラックス)測定,衛星・航空機をプラットホームとしたリモートセンシング測定を用いています.空間スケールとしては都市全体をターゲットとして,地表面熱収支の測定とパラメタリゼーションの開発を行っています.

都市緑地のクールアイランド

都市温暖化を緩和する方法として最も有力視されるのが,公園などの緑地を増やすことです.一方,屋上緑化のようにスケールメリットがあまり見込めない割には注目を浴びているものもあります.緑に良い悪いがあるとは言いませんが,『都市温暖化の緩和策』としての緑化には最適解があるはずです.どのような規模の,どのような種類の緑地が『緩和策』として望ましいのかを気象学的な観点から研究しています

現在は東京に存在する大規模緑地について,気温分布・熱収支・二酸化炭素収支などを測定しています.

リモートセンシング

リモートセンシングとは「遠くから測る」という意味です.その際使うものとして音波,電波,光など色々な種類がありますが,私は特に赤外線(熱赤外)を使った表面温度計測を研究しています.宇宙の人工衛星から,航空機から,あるいはビルの上から都市域を撮影して温度分布の解析をしています.

画像集「空からみた都市」について

google photoにつくってあります.

観測作業の合間に,ビル屋上ヘリコプター飛行機から撮影した写真です.

非営利・非改変であれば再利用可能です.