研究科(大学院)で本講座を受験されたい方へ

本科で私の研究室にいなかった学生さんへ

必ず受験前に (1)なぜ研究科に進学したいのか、 (2)本講座でどんなことがやりたいのか、 を電話かメールでお知らせください。 学生さんがやりたいことと私が想定していることとに齟齬があると、 お互いに不幸な2年間を送ることになります。

本科で私の研究室にいた学生さんへ

他大学や、防大内でも他の分野で修士をとることをお考え下さい。 私の経歴を見てもらえばわかりますが、 私は学部・修士・博士と別の場所で勉強・研究を行ってきました。 その時の経験から、 色々な研究室で研究した方が色々な考え方に触れることができ、 視野が広がると思っております。 ときどき、複数名の方が本講座を志望しますが、 そのときは卒研が本講座の方は お断りいたします。 とはいえ、修士論文や博士論文の副査としてお世話することにはなります。

大切なこと

入学後、まず最初にテーマ探しを行って頂きます。 研究をやったことがないと思いますので、 テーマ探しはとても難しいと思います。 思いついたテーマは、おそらく、すでに誰かが研究していると思います。 しかし、まずは案を持ってきてください。 研究室によっては、テーマが決まっているところもあります。 本講座ではそんなことはしません。 研究ではテーマを探し出すことが いかに難しいか経験してもらうためです。 また、新しい問題を発見することを経験してもらうためです。
テーマを見つけることは、論文書きや実験・データ解析に比べたらずっと難しいです。 後者はある程度努力だけでどうにかなりますが、 前者はひらめきが必要だからです。 私のような凡人はなかなかひらめかないものです。 しかし、凡人は凡人なりにひらめく術があります。 それは、例えば、莫大なデータを丹念に見たり、 多くの人とディスカッションしたりすることです。
学生さんの学会発表リストを見ていただくと、 私の専門から離れている発表がいくつもあると思います。 これらは、それぞれの方が一生懸命考えたテーマです。

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