Mesa3Dのインストール
1999.7.6
ここではOpenGL(ほぼ)互換のフリーライブラリMesa3Dのインストール方法に関して
簡単に述べます。
1. ソースファイルの用意
ソースファイルは
ftp://frp.mesa3d.org/mesa/
から入手できます(ここにもおいておきました)。
必要なファイルは
MesaLib-3.0.tar.gz
MesaDemos-3.0.tar.gz
です。
これらを適当なディレクトリに ftp します。
2. ソースコードの展開
gzip -dc MesaLib-3.0.tar.gz | tar xvfp -
gzip -dc MesaDemos-3.0.tar.gz | tar xvfp -
Mesa-3.0 というディレクトリができます。
3. make
cd Mesa-3.0
make 対象システム
とするのですが、対象システムは多岐に渡っています。
一度、
make
とオプションなしでやってみて下さい。
対象システムの名前が列記されます。
Linux (x86)なら、
make linux
か
make linux-386-elf
で良いでしょう。
上は静的ライブラリ、下は動的ライブラリに対応しています。
Mesa3D APIを含んだ実行ファイルを他のマシン上で実行することを考えると、
上の方(make linux)が私のお勧めです。
4. インストール
ここからはスーパーユーザになって作業をします。
su
mkdir -p /usr/local/include /usr/local/lib
cp -r include/GL /usr/local/include
cp lib/* /usr/local/lib
cd /usr/local/lib
(静的ライブラリ版の場合はこの2行)
ln -s libMesaGL.a libGL.a
ln -s libMesaGLU.a libGLU.a
(動的ライブラリ版の場合はこの2行)
ln -s libMesaGL.so libGL.so
ln -s libMesaGLU.so libGLU.so
これでインストールは完了です。
Mesa-3.0というディレクトリはもう必要ありませんが、
ここにあるデモなどは参考となるので当分残しておくと良いと思います。
岩瀬康行(
iwase@sci.hiroshima-u.ac.jp)