管理者のための覚書
UNIXマシンの管理上のちょっとした覚書を書いておきます。
すべて、実体験から体で学んだことです。
知っていればなんて事もないのですが、知らないと悩んでしまう(かもしれない)ことを書きました。
SunOS 4.1.X
- DNSを動かすにはNISを立ち上げなければならない。/var/yp/Makefileの先頭をB=-bに変える。
- NISを動かすには、rc.local中のNISに関する部分のコメントを外す。さらに、yppasswdを起動させるには、
if [ -f /usr/etc/rpc.yppasswdd -a -d /var/yp/$dname ]; then
/usr/etc/rpc.yppasswdd /var/etc/passwd -m passwd DIR=/var/yp/$dname
fi
のような行を加える。
SunOS 5.3 (Solaris 2.3)
- ネットワーク関係のソフトのコンパイル時にはオプションで -lnsl -lsocket を付ける。
- shadowパスワードを使っていて、パスワードは/etc/shadowに保存される。
- デフォルトの/bin/shは長い行をちゃんと処理できないので、GNU bashか何かに置き換えた方が良い。
- makeは/usr/ccs/binにある。
- ranlibというコマンドはない。echoやtouchに置き換えてしまうと便利。
Linux (Intel版)
- カーネルはバージョン番号の2つめが偶数の物が安定版。
- loadkeys defkeymap j106-d cl2c k2esc
で、106キーボードに対応させ、さらにCapsLockとコントロールキーの入れ換え・半角をエスケープキーにすることができる。
Linux (alpha版)
- 64bitOSなのでソースコードを持って来てもそのままでは動かないことがある。long型やポインタは64ビット。
DEC OS/F1 (alpha版)
- /etc/passwdを普通のエディタで変更した後に
mkpasswwd -v /etc/passwd
を実行する。
- /etc/fatasbの書き方は
ディレクトリ名@ホスト名
の順番。
- /etc/exportsの内容を有効にするにはshowmountをするのが便利。
一般
岩瀬 康行 (iwase@sci.hiroshima-u.ac.jp)
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