２．UNIXの仲間
UNIX系のOSにはSun OS (Solaris)、OSF/1、IRIX、Linux、FreeBSDなどたくさ
んあります。
しかし、ある一部の会社の作ったものだけしかUNIXと名乗れないそうです。
ここでは厳密な区別はせずに、一般的なUNIXコマンドの動くUNIX系のOSをUNIX
とし、UNIXの動く(動いている)コンピュータをUNIXマシンとよぶことにします。
一般ユーザの立場ではコマンド
に多少の違いがある程度でほぼ同じと思って差し支えないと思います。
３．UNIXってどうやって立ち上げるの？
大抵の場合、UNIXマシンは24時間電源を切る事なく動かしています。
画面が消えていたら、スクリーンセーバが起動しているのかも知れません。
キーボードにそっと触れてあげるか、マウスをちょっと動かしてみて下さい。
画面が復活しませんか？
(ディスプレイの電源は入っていますか？)
本当にコンピュータ本体の電源が落ちている場合は『管理者』
に聞いて下さい。
自分で立ち上げようとしない方が無難です。
４．UNIXってどうやって終了するの？
UNIXマシンを扱う上での最大の『お約束』はということです。
これだけは守って下さい。
UNIXマシンは電源を切るためにはある種の『儀式』をする必要があり、それは
管理者のみに許されていることです。
一般ユーザは電源に触ってはいけません。
UNIXは頑丈にできているので、一般ユーザが操作ミスを
した程度では決して壊れることはありません。
どうしても心配でしたら、管理者に連絡をとって下さ
い。
５．ユーザって？
UNIXでは複数のユーザが使えるようになっています。
基本的なコマンドや、マシンの設定に関するファイルなどは全ユーザで共通に
使用されることもありますが、各ユーザは自分専用のファイルやプログラムを
持つ事ができ、他のユーザがこれらを勝手に見たり、消したり、変更したりで
きなくすることができます。
UNIXマシンを使うためには、まず、管理者にユーザ登録
してもらう必要があります。
ユーザ登録してもらうときに、自分自身のIDとパスワードを設定します。
ここで登録したユーザID(アカウントともいいます)がUNIXの世界での自分の名
前となります。
パスワードは本人かどうかをチェックするためのもので、他人には『絶対に』
知られないようにして下さい。
６．管理者って誰？
UNIXユーザの内、rootというIDを持つものは特別の権限を持っていて管理者
(スーパユーザといいます)とよばれます。
rootは全てのファイルを操作する権限を持っていてUNIXマシンの管理に責任を
負わなければなりません。
ユーザの登録・抹消等も管理者の仕事です。
ハードウェアや共通に使えるソフトウェアのインストールも管理者の役目です。
UNIXの世界では管理者は神様に近い存在であり、すべての問題を解決しなけれ
ばならない立場にあります。
困ったときは迷わずに管理者に相談しましょう。
７．コマンド