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自己組織化臨界現象

Self-Organized Criticality

外部のコントロールを受けることなく、系がそれ自身で臨界状態を保ち続ける ような現象

臨界に達し発生するある現象(「雪崩」)の規模と回数には指数関係が成り立つ
$\Longrightarrow$小規模現象は良く起こるが、大規模現象は滅多に起きない

sを雪崩のサイズ、N(s)をsのサイズの雪崩の起こる頻度(回数)とすると、

\begin{displaymath}
N(s) = s^{-\tau}
\end{displaymath} (1)

という関係が成り立つ。

注:統計的な揺らぎであれば、指数関係は成り立たない



Yasuyuki Iwase
2000-01-27