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防衛大学校 応用化学科 応用物理化学研究室

CIW留学記

CIW留学記 〜第9回カーネギーサマーインタープログラム〜

 7月に入り、DCも夏まっさかりになりました。ちょっと前までは、ここDCでも日本の梅雨のような感じで何かと雨の多い日が続きました。現在のところ、気温は33度くらいを行ったり来たりしている上に、非常に湿度が高い状態です。この暑さが3ヶ月も続くかと思うと閉口します。
 先日7月4日は、ご承知の通り、第227回の独立記念日ということで、DC内は25万人とも30万人の人出とも言われて大混雑していました。事前にテロ情報などもあって警備が非常に厳重になり、モールのあるエリアに入るためには、IDの確認はもちろんのこと持ち物検査などのセキュリティチェックが行なわれました。
 ミサイルなどのテロを警戒してなんとパトリオットまでが配備されたのには驚きを通り越して、唖然となりましたが。幸い何も起こらずに無事にイベントが終了して良かったです。最後の打ち上げ花火は、私の住んでいるところからも眺めることができ、日本のそれらのように凝ったものではないですが、やはりきれいなものでした。

 さて、今回お届けする主なトピックは”カーネギーサマーインターンプログラム”についてです。
  
 ご存知の通り、今は大学が夏休みの期間ですが、ここカーネギー研では6月から全米各地からの大学生をインターンとして受け入れています。総勢30人くらいで大変にぎやかになってきました。彼らは全員、研究所の近くのホテルに滞在してそこから毎日通ってきています。このサマーインターンプログラムは6月のオリエンテーションに始まり、テーマ紹介、中間報告会、研究以外にバーベキューパーティー2回、観劇ツアー(シェイクスピア)、NASA、NIST、ナイアガラの滝へのエクスカーション、サッカー対抗戦(mud cup)!、3泊のキャンプツアーなどのプログラムが組み込まれていて、8月半ばに行なった仕事のアブストラクトを提出して研究発表会で終了するという非常に盛りだくさんな内容になっております。彼らもきっと満足して帰っていくのではないでしょうか。
 インターン学生の採用ですが、研究所のシニアスタッフと比較的つながりのある大学の研究室の学生の中から、インターンを希望する学生が、大学の成績証明書とともにまずはどういう研究をしたいかというプロポーザルを提出し、 その後、個別にインタビューをして選別されている模様です。
 ただ、選ぶ人の趣味なのでしょうか、たまたまなのか、女子学生の数が非常に多くて全体の7割以上いるのではないでしょうか。年齢は20歳前後で、さすがに自分と一回り以上も違うとほんとに若い、と感じます。(実際には同じ年頃の学生を防衛大でも教えている訳ですが、、、大分勝手が違います。)研究については、関連するセクションの我々のような各ポスドクについて実験を一緒に進めます。最初のうちはそれこそつきっきりで彼らに実験のやり方のいろはを教える訳ですが、こちらは逆に英会話の勉強をさせてもらっている、というような状態になってます、、、、。
 彼らはそれなりに選ばれてくるだけあってやはり優秀で、自分なりに実験をああしてみたいこうしてみたいという考えを言ってきます。その半面、実験装置などは我々が普段使っているものを用いて実験をしてもらう訳ですが、どうしてもこういった機器の使い方、扱い方に慣れていないので調子が悪くなる傾向があります。

 

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