NDA PARACHUTE CLUB
防衛大学校パラシュート部公式サイト

スカイダイビングとは



 スカイダイビングでは地上約4000mの飛行機からパラシュートを背負って飛び出し、約1000mでパラシュートを開きます。空中にいる時間は約1分で、この時のスピードは実に時速200キロを超えます。空中でも様々な姿勢を取ることで、自由に動きまわることが出来ます。
 開傘後は約5分間の空中遊泳を満喫し、ドロップゾーン(目標)に向かって着地します。このスカイダイビングをするのはあなた自身です。



AFFとは



 AFF(Accelerated Free Fall)とは上空約4000mからジャンプしてフリーフォールの間、プロのインストラクターから空中姿勢等をレクチャーしてもらう教育プログラムです。新入生はまずこのプログラムを受講し、許可がもらえればインストラクター監督下において単独で降下することができるようになります。



活動内容



 パラシュート部の活動では、パラシュートの整備や飛び出し・空中動作など実際の降下を想定した練習を行っています。
 平日は主に体力練成とパラシュートをコンテナに包装する練習(パック練習)、降下時の動作練習をしています。安全で楽しい降下を実現するため、飛び出し方や緊急時の動作などを地上で完全に習得します。また自分が使用するパラシュートを責任持って包装するため、上級者の指導の下で繰り返し練習します。顧問の方々や部員と一緒に降下して指導を受けながら、降下技量の向上を図っています。



よくある質問



Q. どれぐらいの高さから飛び出すの?
A. 高度約12500ft(4000m)から飛び出し、1分間の自由降下をすることが出来ます。

Q. 飛ぶのって怖くない?
A. たしかに最初は怖いかも知れませんが、一度飛べば興奮冷めやらぬまま、1人のスカイダイバーへと育ってゆくことでしょう。パラシュート部では初めての降下でも自信をもって行えるだけの訓練を充分に行いますので、その心配は無用です。

Q. どこで活動しているの?
A. 降下についてはローテーション方式で1人あたり月1度のペースで栃木県の藤岡スカイダイビングクラブにて行います。金曜の夕方から車両で移動し、日曜日の夕方に活動を終えて帰校します。

Q. 何か必要な資格や物はある?
A. 最初は特にありません。技術の修得・ライセンスの取得にしたがって、スカイダイバーとして行えることが増えていきます。

Q. パラシュート部で初めてジャンプできるのはいつ?
A. 例年は夏合宿ですが、今年は早まって5月末になる予定です。

Q. ライセンスって何?
A. USPA(The United States Parachute Association)から発行されるスカイダイバーの技能証明書です。Aライセンスから始まって最上級のDまでの4段階があり、毎年夏に自由参加で行うアメリカ合宿においても自分の降下技術の証明とすることができる世界基準の証明証です。

Q. スカイダイビングって危険じゃないの?
A. パラシュートは、自動作動装置と呼ばれる傘を自動で開くための機構と予備のパラシュートを必ず装備していなければなりません。予備傘は特定の資格を持った人(リガー)でなければたたんではいけないことになっており、スカイダイバーたちは飛行場での徹底した安全管理と合わせて危険を極限まで排除しています。

Q. フリーフォール(傘を開かず空中にいる)時間はどれくらい?
A. 約1分間です。

Q. 1日に何回くらい飛べるの?
A. 自然の中で行うスポーツなので、気象に左右されます。天気が良ければ、だいたい1人あたり3~5回と考えてください。

Q. 平日は何をしてるの?
A. 新入生に対してはまず地上訓練やパラシュートのたたみ方を教育します。並行してランニングや体幹トレーニングなどにより体力づくりを行い、教育の進行に合わせてこうした運動を中心に活動していきます。他にも、開校祭の展示降下や、ライセンスの取得に向けて準備する時期もあります。

Q. 休日・休暇の休みはどれくらい?
A. 休日は、基本的に土曜日の午前中に活動しています。休暇中については、夏は4泊5日と任意参加のアメリカでの合宿を行い、冬休みは活動しません。