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山岳部とは


 防衛大学校山岳部、主将の樋笠誠智学生です。

 私たちは、防衛大学校の寮(学生舎)生活を過ごしながら、毎日決められた時間の中で山岳部としての活動を実施しています。平日はもちろん授業がありますので、山に登りに行くことはできません。ですが、年間の最終目標として掲げているのは冬山(積雪期)登山です。

 登山をしたことがない人、もしくは無雪期にしか登ったことがない人はとても厳しい挑戦だと思うでしょう。なんとなく素晴らしいものなのだろうというイメージも持っているかもしれません。私自身、高校時代に山岳部に入ってから山に登るようになり、次第に冬山に憧れを抱くようになりました。そして、この防大山岳部で憧れを現実にしようとしています。

 部員たちは、平日には重い荷物を背負って脚力を鍛える傍ら、天気図や地図読みの技術を向上させるために机に向かうこともあります。また、休日に行う校外活動(登山、ロッククライミング)に向けて着実な準備も行います。これら練成の成果として、およそ月に一度行う校外での合宿は、全てが最終目標である冬山を見据えているのです。一歩一歩を全員で積み重ね、1年をかけた末に踏みしめる雪積もる頂は格別なものであるに違いありません。

 登山は自然を相手にするため、他の校友会とは性質が異なります。状況が変化するのに対応する必要がありますが、これは裏を返せば人それぞれ、様々な考え方をもつことができるということです。学年、学科、要員といったすべての事柄は山の前では全く関係ありません。登山歴にしても大学から山岳部に入った人が大多数です。誰でも仲間に加わり、挑戦することができる。それも登山の魅力のひとつなのです。

 もしも、防衛大学校に入り「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちが少しでもあれば、私たちと一緒に山岳部で山を登ってみませんか。きっと今までに出会ったことのない自分にも出会えるはずです。