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【番外−特別編5】 2000年8月
注:この文章は私の妻が友人にあてるために書いたものをそのまま載せてます。

コロラド旅行記

  我が家のアメリカ滞在も残すところわずかです。 そろそろ帰国準備などが頭をかすめてきたのですが、 7月30日から8月6日まで、コロラド州へ旅行に行きました。 主人は仕事ですが、私と優太はのんびりバケーションです。 帰国の事など一切考えず、ゆっくりしようと心に決めていたのですが、 さすが我が家の旅行です、気持ちとはうらはらに珍道中になってしまいました。

いざ出発

  7月30日の朝、飛行機は午前10時発です。 今までは空港までマイカーで行き、駐車場においていたのですが、 今回は自宅から空港までのシャトルを利用する事にしました。 あらかじめ主人が8時半に来るように予約していましたが、 私はとても不安でした、なぜなら以前、ドライバーズスクールに通っていて、 アメリカ人の時間のルーズさに振り回された経験があるので、 [絶対に時間に遅れるはず、出発に間に合うのだろうか??]と思っていました。 さて、予定の8時30分です、外に出るとやっぱり車は来ていません。 空港まで30分はかかるので、長くは待つことも出来ず、 10分待って来なかったら、マイカーで行こうと主人と決めていました。 その10分が経過、まだ来ません。 [やっぱりなぁ、、、]と私は心の中でつぶやきました。 主人が部屋に戻って電話をかけると、すぐ近くまで来ているとの事、 結局12分遅れで車は到着しました、アメリカのルーズさからすると、 12分遅れは優秀かもしれません。 車はなんと黒塗りのリンカーンです。シートも皮張りでとてもゴージャスです!! 12分遅れはこのリッチな車に免じて許そう、、、 そして車は飛行場に向かって超スピードで走りました。

  空港につき、国内線カウンターに行くと、長蛇の列です。 この時点で出発予定時刻まで1時間を切っています、 私達は非常に焦っていました、、、 前に並んでいたアメリカ人の紳士も焦っていて、 カウンターのそばで誘導する空港関係者に質問しています。
[アメリカ人も時間に焦る事があるんだ、、、]
  なんて変に納得しながら見ていると、 誘導する人が、ギリギリの私達の便のチェックインを優先させるために、
  [10時の便に乗る方は手を上げて下さい]と言いました。 すると、、、並んでいる8割の人が手を上げました。 これでは優先どころの話ではありませんでした、、、 チェックインを済ませ、搭乗口に急いで行くと、 出発が遅れる様子です、そこで私達はやっと一息つけました。

  飛行機が滑走路へ進み、やっとコロラドに向けて出発です。 私達はシカゴで乗り換えがありました。 少し遅れましたが順調にシカゴに到着、乗り継ぎ時間があまりなかったので、 急いで広い飛行場を移動しました、今度乗るデンバー行きの搭乗口に着いてみると、 またまた遅れると掲示されていました。 その予定時刻は、時間が経つにつれてどんどん変更され、さらに遅れます。 結局1時間以上遅れて搭乗が始まりました。 そしてやっと離陸かと思ったら、近くでサンダ―ストーム(雷雨)があって、 飛行機が飛べなくなり、このまま機内で1時間ぐらい待機するとの事、 初めての経験でしたので、[大丈夫なのだろうか??]と 不安になりました。 ようやく予定より3時間遅れでデンバー空港(DIA)に到着、 疲れ果てた私達はやっとの事でコロラドの空気を吸いました。

  この時、おもしろい体験ができました。DIAはとても大きくて、 二本以上の滑走路があるのでしょう。しかも平行に。 なんと、着陸している自分の飛行機の窓から、 同時にランディングしている隣りの飛行機が見えました。 距離にして、およそ500mでしょうか?全く同時に着陸しました。 日本の空港では体験できないでしょうね。アメリカでもめずらしいでしょう。

  外に出ると[暑い!!!]
私の想像ではコロラドは避暑地のはずです、 なのにDCよりずっと暑いし、日差しが強いのです。 [いったいどうなっているのだろうか???] レンタカーに乗り込んで、今日から数日間宿泊する 高級リゾートホテルに向けて、出発しました。 [明日からはゆっくり過ごそう、、、、]そう強く心に決めていました。

7月31日 高級リゾートホテルでのバケーション

  宿泊しているホテルは、 お金持ちのアメリカ人が避暑で使うようなリゾートホテルです。 いつもの旅行なら、とてもとても宿泊できないのですが、今回は、 そのホテルが主人の仕事の会場になっていたので格安で宿泊できました。 手頃な値段でリッチな経験ができて、本当にラッキーだと思います。 主人は仕事に行ってしまったので、優太と2人でホテル内をうろうろしていました。 ホテルの外には、ホテル所有のゴルフ場もあります。 広い敷地で、周りにはお店や暇つぶしになるようなところは一つもありません。 動き盛りの息子と私は、部屋とロビープールを何往復もしました。 プールではデッキチェアーに横になって日光浴しながらお絵かきをしたり、 水浴びしたり、楽しかったです。

  夕食は主人と主人のお仕事仲間の方(以前のボスとメーカーの人)と 車で20分のところにある、ボルダーという街に食べに行きました。 ボルダーとは、以前アメリカの事件として日本でも有名になった ジョンべネちゃんの家がある街です。 とてもこじんまりとした、キレイな観光地です。 こんな街であの事件ですから、きっと街中が騒然となったに違いありません。

8月1日 デンバーに行く

  この日も主人は日中仕事です、優太と2人でボケボケしていました。 コロラドの空気はとても乾燥しています、 こちらに来る前から、少し風邪気味だった私のノドは乾燥に耐えきれず、 ほとんど声が出なくなってしまいました。 そんな私とはうらはらに、優太はエネルギッシュです。 優太は、毎日地元のDaycare Centerに通っていて、 日中家にいる事は休日以外はありません、ですから連日の優太と私のバトルは、 私の体力には非常にこたえます。 [年をとったなぁ、、、]自分の体力の限界に、ビックリしました、 そしてこんなエネルギッシュな子供達を、 毎日何人も保育している先生たちの強靭な体力に脱帽です。

  夕食は、昨日のメンバーで、車で20分のデンバーに行きました。 昨日行ったボルダ―とは違って、高層ビルが立ち並ぶ近代的な町です。 私達は日本食のお店で夕食を食べることにしました。 街の一角に、小さな日本人街があって、そこには日本食スーパー、本屋などがあり、 敷地の中にはちょっと中国が混ざったようなイメージの5重の塔、 デンバーと交流のある日本の都市から寄贈されたという 御みこしが展示されていました。 日本食レストランは、結構人が入っていて、 私達も久しぶりの日本食に舌鼓を打ちました。 やっぱり日本食が一番美味しいですよね、、、

8月2日 水族館に行く

  主人の空き時間を利用して、デンバー市内にある水族館に行って来ました。 コロラド州は、海のない州なのに、どうして水族館?? そうも思ったのですが、海がないからこそ、 魚を見る機会を設けなければならないのですね。 施設内は、とても大きくて、楽しく見ることが出来ました。 この水族館は、とてもユニークで、熱帯と寒帯の2つのフロア―に別れていました。 それが、、、熱帯にはジャングルを思わせる密林、オウムのような鳥達、 空気も明らかに生暖かく湿気が多い状態です。 その反面、寒帯は寒くて空気も乾燥気味、 それぞれの環境で生息している魚や動物が展示されています。 フロア―の中には魚の他に、な、なんと本物のトラがいたのです!! 水族館でトラを見るなんて、なんて不思議な感じでしょうか。 それに人工的な滝もあり、決まった時間にかなりの水量が、 目の前で勢いよく流れてきます、とてもスリリングでした。 本当にこの水族館は1つのテーマパークに行ったような気分です、 [魚の量はその他でカバー]って感じでしょうか、でも非常に楽しかったです。

8月3日 ロッキー国立公園に行く

  お昼前から主人の以前のボスとロッキー国立公園に行きました、 滞在中のホテルから1時間ぐらいの所にあります。 標高3600メートルまで車で登れるのですが、段々高くなるにつれて、 空気が薄くなり、耳が変になり、酸欠のせいか頭がボーッとしてきました。 頂上の駐車場に到着すると、徒歩で登れるまだ先の山がありました。 私と優太は体力的に無理なので、売店で休んでおり、男衆が登りました。 あとから聞くと、かなりハードだったそうです。 ロッキーマウンテンは、体調の悪かった私にとってはかなりキツイ観光でしたが、 標高によって移り変わる山の景色と、高山に生息する見た事のない動物植物、 なにより空気のありがたさが身にしみて判りました。 以前、サンフランシスコに行く時、飛行機の中から見て感動したロッキー山脈に、 実際自分が登って、アメリカの雄大さが実感できた1日でした。 本当にアメリカってスゴイです。

  帰りに夕食をとるため、先日も行ったボルダ―に行きました。 (私が)あまり体力がなくて、お寿司なら大丈夫と言う事で とてもオシャレなお寿司屋さんに入りました。 メニューを見ると、巻き寿司の具が日本人の発想を遥かに越えた取り合わせです。 [いったいどんなお寿司が出てくるのだ???] 私達は興味深く待っていました。 そして、目の前に来たお寿司を見ると [これはお寿司ではない、別の食べ物だ!!] というような、斬新的なお寿司です。 例えばマグロとガーリックと何か野菜が巻いてあったりしているのです。 握っている人は、若い多分日本人らしき人です。 お寿司として食べると、意見が分かれるところですが、 [こういう食べ物]として食べると、結構美味しかったです。 お店自体も、オシャレで奥にはバーなどもあったりして、 アメリカ人で込み合っています。 お寿司も世界にはばたいたものだ、、、と感心しました。

8月4日 コロラドスプリングスに行く

  主人の仕事が終わり、数日間お世話になったリゾートホテルに別れを告げて、 車で1時間半のコロラドスプリングスという街に向かいました。 ここでは観光が目的ですが、横須賀の官舎で一緒だった知人が、 ご主人の仕事で住んでいたので、会う予定になっていました。 コロラドスプリングスに到着して、まずアメリカ空軍の士官学校を見学しました。 車で行ったのですが、敷地の広さに脱帽です。 10キロ四方ぐらいあるのではないかと、主人と話していました。 日本では考えられないですよね。

  ビジターセンターと有名なチャペルを見学していると、 空が暗くなってきてサンダーストームが来そうです、 私達は早々に予約していたホテルに行きました。 ここで私達が宿泊するホテルは、自分たちのお財布に合ったホテルです。 昨日までのリゾートホテルと見比べると、かなり寂しい気持ちになります。 チェックインが午後3時からで少し時間に余裕があったので、 ガーデン オブ ザ ゴッズ という赤色の岩山地帯のビジターセンターに行きました。 山には明日登ろうと考えていたので、今日は遠くから岩山を見ただけです。 周りの山々は、緑の木々が生えていて、黒っぽい色をしていたのに、 そこの部分だけ、草一つ生えていない赤い岩山です。 とても不思議で、明日この山に入るのがとても楽しみになりました。

  ホテルで少し休憩して、横須賀で一緒だった友人の家に行きました。 そのご家族とは2年以上ぶりの再会です。 ご主人の職場の住宅に住んでいる彼女の家は、 一軒屋でとても広く、地下室までありました。 日本ではとても考えられない住宅です、手作りが大好きな彼女は、 部屋をキレイにデコレーションしていて、本当に憧れてしまいました。 優太も久しぶりに日本人のお友達と遊ぶ事ができて、楽しそうです。 あっという間に時間が過ぎてしまいました。

8月5日 パイクス ピークに行く

  この日は早朝から山登りです、山頂まで登る列車に登るのが目的なのですが、 基本的に列車は予約制だったので、予約をしていない私達が乗れるかどうか??? 朝7時半にホテルを出発して、早めにチケット売り場でキャンセル待ちをすると、 9時半の列車に乗れました。 この列車に乗って1時間ぐらいかけて、ゆっくり山頂に向かいます。 その日は暑くて、半そでのシャツでも汗が出てくる程でしたが、 登るにつれて、長袖を1枚ずつ重ねていきました。 そして山頂に行くと、[寒い!!!]多分気温は10度無かったと思います。 もちろん空気も薄くて、自然と呼吸が増えます。 でも、先日の国立公園に登った時のように、頭がグラグラしません。 車よりゆっくり電車で登ったせいでしょうか?? でも山頂は標高14000フィート、4200mです。 山頂で写真を写したり、お土産を買ったりする時間が少しあって、 30分ぐらいで帰りの列車の出発です。 山頂からゆっくり電車で降りて、気分良く下界(?)に戻りました。 [暑い!!!]当たり前ですが、さらにコロラドの太陽が私の体に刺さります。

  簡単に昼食を済ませ昨日近くまで行ったガーデン オブ ザ ゴットに行きました。 赤い岩山を目の前にして、ますます不思議でなりません、周りの山は別世界です。 それに大きな岩がバランス良く立っています、本当に自然が作り出した岩山?? ビックリでした。

  その後、車で2時間近くかけて、ロイヤル ゴージという、 世界一高い吊り橋を見に行きました。(360mぐらいの高さ) 私は歩道橋を渡るだけで冷汗をかけるほどの高所恐怖症体質なので、 ここに行くのははっきり言って反対でした。 でも、主人の猛烈なアタックに負け、[橋を見るだけなら]と言う事で行きました。 吊り橋を近くまで見るには、入場料を払って公園の中に入らなければいけません。 1人14ドルでした、アメリカの施設の入場料にしては、とても高額です。 私の気持ちの中でも、これだけ払って橋を見るだけ というわけにはいかなくなりました。 結局世界一の橋を渡ったのです。 深い谷の間に掛けられた吊り橋、そのわりに、ただの薄い木の板で作られた通路です。 しかも板と板の間には最長3センチぐらいの隙間があって、 板の間から下の断崖絶壁が望めます。 その隙間に優太の足が入ってしまうのではないかと心配でなりません。 それに橋は歩行者と車が同じ所を通るので、車が通った後は、振動で橋が揺れます。 100メートルぐらいの距離を私達家族は、恐る恐るゆっくり歩いて渡りました。 もうコリゴリと、私は思いましたが、もと来た橋を通らないと帰れないので、 今度はさっさと帰るために、シャトルバスを使いました。 歩くよりはすぐに渡り終わりましたが、恐怖はやはり同じでした。 そのあと、先ほど橋の上から見た絶壁の下へ降りるための乗り物に乗りました。 乗り物を説明するのが難しいのですが、絶壁に直線のレールが引いてあって、 そこを斜めになっている電車のような 2列で30人が乗れるような乗り物で、登り下りします。 本当に簡単な乗り物で、下りる時ブレーキなどが壊れないかと心配でした。 下に下りて、さっき自分が渡った橋を下から見上げたら、 怖さが倍増しました、スケールが違いますね、、、、

8月6日 自宅へ戻る

  今日で旅は終わりです、コロラドスプリングスから飛行場までは、車で2時間弱です。 お昼の飛行機だったので余裕はあったのですが、道路の込み具合が判らないので、 早めに出発し、問題なく飛行場に到着しました。 ゆっくりと搭乗するまでの時間を過ごし、無事飛行機は離陸、 機内では主人と席が離れてしまったので、優太と2人で座っていました。 主人は前の方で爆睡しています。 あと少しで乗り換えのシカゴに到着だという時に、パイロットの放送、 私は英語は不得意なので、ちゃんと意味はつかめなかったのですが、 シカゴでサンダーストームがあるので飛行機をどうにかするらしいとのことでした。 [え?空中で?なんか、ダイハードみたいだなぁ、、、]なんて安易に思っていたら、 また放送が、今度はなんて言ったかさっぱりわかりませんでした。 でも、周りの乗客はさっきより驚いた様子、機内がざわめいています。 [いったい何があったんじゃー??]私はとても不安です。 我が家のトランスファーである主人はまだ爆睡中、 うなだれた首が通路から確認できます。

  そうこうしているうちに、飛行機はなぜか着陸しました。 [シカゴ??]窓から外を見ると、大嵐の跡など全くなく、地面も乾いています、 それにシカゴはアメリカン航空が多い空港なのに、周りの飛行機は他社ばかりです。 [ここは何処???]寝ていた優太も起きました。 [着いたの?]と質問されても、どう答えてよいのやら、、、 また機内アナウンスがありました、どうやらここはシカゴではない飛行場のようです、 ここで当分待機するとの事でした。 この頃には主人も異変に気付き、なにかと私に説明してくれるようになりました。 機内では、予測の出来ない時間待機という事で、 緊急物資として水と食料が配られました。 アメリカ人の反応は、この緊急事態を楽しんでいるようにも思えました。 私達もそうでしたが、多分皆さん旅行の行き帰りでしょう、日曜日でもありましたし、 緊急の仕事での移動という人はいなかったと思います。

  思い出の1つぐらいの感覚なのでしょう、飛行機の中は落ちついています。 私達はやっとの事で、ここがミネアポリスである事が判明しました。 しばらく待機して2時間後、ようやく飛行機が飛びました。 シカゴ上空まで来ると、明らかに雲の色が違い黒く、 翼の横で雷の稲妻がピカピカしています、真横で雷を見るのは珍しい体験でした。 やっとの事でシカゴに着陸、機内から到着口まで移動時間約10分。 ロビーに着いたところで、外は今までに体験した事のない大雨、 間一髪のフライトに、私達はとても興奮しました。 空港はすごい大雨で窓ガラスが揺れています。 空港職員も[窓には近づかないように]と放送をかけたぐらいです。

  私達はシカゴから乗り換えてワシントンDCに行くのですが、 この雨でいつ飛行機が飛ぶのか、全く予想がつきません。 ほかの路線も同様で、シカゴの空港はパニック状態です。 1時間ぐらい待って、サンダーストームが通り過ぎ、やっと出発しました。 DC上空まで来て、ようやく終わろうとしているコロラド旅行に一安心。 朝、余裕を持って出発してからここまで10時間以上が過ぎています。 はっきり言って日本に帰ることの出来るぐらいの時間です。 やっと飛行機を下り、帰りも予約していたリンカーンのシャトルは、 果たしてこんなに遅れていても私達を待っていてくれているだろうか??? 新たなる不安です、しかし、、、その前に、 飛行機に乗る前に預けていた私達のスーツケースが回ってきません、、、 [どうなっているのだろうか??] 子供が一緒なので小回りがきく様に、最小限の手荷物以外は全て、 スーツケースに入れています。あれが無いととても困ります。

  こんな時に届を出す窓口、バゲッジ クレームは長蛇の列です。 私達のような人達がこんなに沢山いるのか、、、と思いながら長蛇に並びました。 この時点で夜の10時を回っています、普通なら優太は眠りについている時間です。 優太の体調も、待っているはずのリンカーンも、無くなったスーツケースも、 全部同じぐらい心配です。 アメリカ人の気質なのか、夜遅かったからなのか、わかりませんが、 長蛇の列ができているのに、担当者は1人しかいないのです、 だからよけい時間がかかり、待っている人達もイライラしてきます。

  そんな時に、 荷物ではなく来るはずの人が乗っていないという問い合わせをした婦人が、 荷物ではないので良いかと思ったらしく、私達の順番を無視して、窓口に立ちました。 簡単に言えば横入りしたのです。 それを見ていた順番待ちのアメリカ人の夫人は、激怒。 [あなたはこの長い列が見えないの?私達は30分以上待っているのよ!!!] などと、日本人と同じような文句の言い方をしていました。 このような時、文句をいうセリフも、キャラクターも、 日本と変わらないのね、、、と思いました。 横入りした婦人は退散し、私達の順番が来ました。 調べた結果、私達の荷物は現在次の飛行機の中で、 夜中の1時にDCに到着するそうです。 サンダーストームで、荷物の乗せ替えがうまくいかなかったことと、 その時間までダイヤがずれてしまっているからだそうです、、、 荷物は確実に自宅に届けてもらえる事が判って、一安心。 それに、気にしていたリンカーンの運転手さんも、私達を待っていてくれました。 あらかじめ飛行機が遅れている事は問い合わせていたらしく、 到着時間に来ていたそうです。 運転手さんの顔を見た時、その人が[神]に見えました。 そして次の日、午後になってやっと荷物が帰ってきました。 大事な思い出の写真のフイルムも無事です、良かった!!!

  コロラド旅行、、、楽しかったというより、 色々な意味で自然の力強さを感じた旅行でした。 私の体調があまり良くなくて、周りの人にとても迷惑をかけてしまいましたが、 本当に楽しく充実していました。 私達が住むメリーランドも、毎日のようにサンダーストームが起こります。 夕方黒い雲が出てくると、[今日も来るなぁ、、、]と普通に雷を見ていました。 でも、今回の旅でサンダーストームによって、 こんなにも飛行機がパニックになることが判ったので、 これからは少し見方が変わると思います。

最後に

  今までにも増して、長い旅行記となりましたが、これで終わります。 読んでくださった方、ご苦労様でした。 9月の始めに、私がもっとも憧れているプリンスエドワード島に行く予定です。 帰ったらまた旅行記を書こうと思ってますが、 帰国の準備も本格化しないといけないので、 どうなる事やら??? でも、絶対書きます!! それではそれまで、さようなら。