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【番外−特別寄稿】 2001年9月紹介
いやー,やっちゃいましたよ.横断の旅.
今度で2度目なんですが,2人での旅というものは1人旅行と
こんなにも違うのか!!
と思う程,違った楽しみを味わえました.やっぱ,よかったです.
(注:中村さんは新婚でNISTに来てました。)
(2005年1月より北大の助教授(宇宙の仕事なの?)、新しいホームページは=>こっち)
前日まで引っ越し作業にあけくれ,残りの荷物のことは,とにかく車に乗せて
旅の途中で考えよう(笑)とゆー,相変わらずドタバタして始まりました.
ってことで,最初,車の中は荷物だらけ.
嫁さん曰く「うーん,こんなはずではなかったのにぃ...」.
ちなみに荷物の内訳はというと,,,,
スーツケース2つ.手持ちバッグ4つ.クーラーボックス(デカいやつ)1つ.
めちゃくちゃに入ったデカい箱2つ.地図やガイドブックの入った重い箱などなど.
とてもヒコーキに乗れそうな量ではない(笑).
ま,追加料金払えばいいんだけど,なんせ,持っていくのがねぇ(笑)....
気を取り直してイザ出発....といけばよかったんだけど,
前日にNISTのカギ,バッジなどを返してなかったので,
まずはNISTに行くことから始まりました.
出発時間(予定では7時だったのが)9:30.
横断に要したルートは
DC => ケンタッキー(大学訪問) => インディアナ(大学訪問,セミナー)
というビジネスをへた後に,
(ビジネスをしておく,というのは,大学への対処
(この旅は「車の移動が必要不可欠」というために:笑)なんです.
ま,必要なかったんですけどねー.)
7/20から
カンザス => デンバー =>
グランドキャニオン => ラスベガス => ロス
という感じになります.
途中からは,いわゆる横断ルート66というものでひたすら西へ.
とにかくインディアナからグランドキャニオンまでは何もない(本当にない)ので,
ひたすら移動.幸いなことに,西に走っていく途中,time zoneが変わるので,
境界線を横切るたびに1時間得をします.
その分だけ沢山走れるので,移動にはもってこいですねぇ.
グランドキャニオン以降のホテルは決めてましたが,
それまでは移動中に今日泊まる場所を探す,というなんとも自由気ままな旅です.
インターステイトを使って旅行すると,州をまたぐ際に「welcome center」
とか「visitor center」がよくあるんですが,そこで「宿泊お得情報」が得られます.
クーポンが沢山ついてるホテルガイドなんですが.
これはタダなので,それを駆使してその日の宿を取りました.クーポンを使うと,
60ドルぐらいのところが半額になったりするので,なかなかお得です.
空いてるかどうかは運なのですけどね.
夏の時期にも関わらず,毎日,結構すぐに宿は取れました.
午後2〜3時頃にその日の最終地が決まるので,
大体そのぐらいに電話してましたが,あるときは飛び込みで入ったこともあります.
日が陰ってから探すと,なかなか空いてない場合に不安にかられると思うので
飛び込みの場合は6時ぐらいから宿探しに入った方がお得です.
で,早く寝て早く起きて行動すればよいので.
旅行1泊目は一気にケンタッキーへ.恩師が予約してくれた
(ついでに金も学部が出費(学術交流協定を結んでるおかげで).
ビジネス旅行に感謝!)ヒルトンで食う寝る遊ぶ(遊んでないかも).
翌日の午前は嫁さんはモールで運動(笑),私は大学で昔の仲間と会い,
昼飯囲んでワイワイやってました.
午後3時に出発し,荷物の整理をして,1つ箱を郵送することを決め,郵便局へ.
で,4時から名大のときにお世話になった講師の先生がいる
インディアナのパーデュー大学に出発.
夕飯時に間に合うように到着し,久々の再会.
翌日,私はパーデュー大でセミナーすることになってたので,
なんと朝9時からオフィスへ(仕事してるみたい).
で,研究室のドクターやポスドクと各自の研究について討論しあい,
夕方にセミナーを無事に終えてホテルへ.
ちなみに嫁さんはホテルの周りで時間を潰してもらってました.
ラボの教授(この人は一度名古屋に3ヶ月滞在したことがあり,私が世話してました)
に招かれて夕食を済ませ,来るべき休暇の旅に向けて睡眠を.
以前のお返し,ということで,滞在費をセミナーでチャラにしてくれたので,
貧乏旅行には非常に有難い.
翌朝(7/20),いよいよグランドキャニオンに向かって出発.
まー,途中,ホントになにもないので,特に書くことができないのですが(笑),
カンザスシティを抜け,ひたすらカンザス,ミズーリ州を横断し,デンバーへ.
ここまで3日で移動.大体毎日500マイル以上走ったことになります.
ここまでくるとそろそろ周りにはキャニオン風の景色があちこちに見えます.
最初は感動するんだけど次第に飽きるので眠気を誘う(笑).
グランドキャニオンは,やはり自分の車でいくと自由度が大きいのでお勧めです.
グランドキャニオンの近くには
「メサベルデ(古い遺跡)」とか
「アーチーズ(ドでかい自然発生アーチ(石でできてる)がある)」などの
スポットも堪能しました.
国立公園が周りに多いので,1日に1つを見るペースで,
十分に時間をかけたため,トレッキング三昧.おかげで毎日筋肉痛(笑).
大自然の中を自分の足で堪能する醍醐味はたまりません.
しかもお天気にも恵まれ,車の移動中以外はほとんど晴天でした.
ま,そのおかげで,ものすごく日焼けしましたけどね.
日焼け具合は大園くん並(いや,そんなことはないな,やはり:笑).
グランドキャニオン付近で3〜4日過ごしたのですが,途中,
4州が直角に交わるところ(フォーポイント:ユタ,コロラド,
ニューメキシコ,アリゾナ州が1点で接する場所.といっても
ばきばきの観光地ではなく単なる砂漠の一角なんだけど:笑)
にも寄りました.まぁ,なんにもないところなんですが,話のネタに.
その他,小さな国立公園がたくさん集まってる場所なので,
その度に入場料を払っていては結構な出費になります.
とゆーわけで,1年間,全国どこの国立公園でも入れるというパス(50ドル)を
購入し,今回の旅行だけで元を取りました.
自然を楽しむ機会が多ければ,そういったパスを購入するのがお勧めです
(そうすればシェナンドーとかにも入れるし).
この旅の本命のグランドキャニオンは,結構混んでました.
やっぱり夏休みだもんなぁ.でも,確かにスゴい.デカい.
ありゃ,確かに記憶に刻まれます.
前回(4年前)はノースリム(渓谷の北側)からの景色を楽しんだのですが,
今回は観光地として開けているサウスリムからキャニオン入りしました.
いやー,壮大ですねー.ホントに.
国立公園内部にあるホテルに入り,まずは日の入を見ようと,
早めの食事を済ませました.
ちょうど夕日の沈む位置にデカい雲があったので,
あまり感動的な夕日は見られず,残念.
こーなったら朝日を見よう,ということで明日の起床予定時刻は5:30(殺人的だ).
実際にその時間に起きて見にいきました.
いやー,考えられないんですが,寒いんですよね.日ののぼる前って.
車で移動して,結構いい位置を確保し,日の出を待ちました.
これまた雲が立ちはだかる始末だったので,あちゃー...と思ってたら,,,,
有名な景色って,朝日をそのものじゃなくて,
朝日を反射するキャニオンなんですね(全然無知だった...).
朝日の逆側(すなわち西)のキャニオンがそりゃまた大層に綺麗で.
目の前に,どこか映画かポスターで見たような,
息を飲む程に綺麗な景色が広がってました.
サンザン写真をとってから2度寝をしに(笑)ホテルに直行.
その後,ブランチを取り,ちょっと歩いてみようか,ということで,
谷を降りられるルートを少しだけ歩いてみることに.
オッチャン(ベラベラ話してた)が言うには
「数フィート降りるだけで全く違った景色になる
(下から見上げる景色になると全然違う)」というので楽しみに下ってみると....
ホントに違うんですねー,これが.
ま,景色自体は当たり前のように「同じ」なんですが,
距離感がグッと近くなるとゆーか...
とにかくキャニオンがグングン近付いてくるような感じだったのです.
キャニオンの底までおりるのは相当キツいらしく,
下から上がってくる人の顔を見てると,「俺にはできん」と思いました.
しかも晴天だったため日ざしは強く,かなり暑かったし.
自分の足ではなく,ロバに乗って谷底まで行くツアーがあるらしく,
歩道でよくロバとすれ違います.
嬉しいことに(笑)そそうをしながら歩いてくれるので,
それを避けるのに神経使います.でも臭いは避けられず(笑),
こんな中で谷底まで行くのは危険だ!,ホントに危険だ!!と思ったものです.
ちなみに,アメリカ人の子供が「オー,マイゴッド! スメリー!スメリー!」
といってたのを聞き「そーか,スメリーってこーゆー時に使うのか」と
妙に納得してる自分もいましたが.
30分降りたところで引き返そう,ということにしてたので,
ちょっと下ってまたのぼってきました.それだけでも相当疲れたです.はい.
さんざん自然を堪能した後は,
灼熱の砂漠地帯を爆走してラスベガス入り(そこで2泊).
ラスベガスって,すっごーい贅沢なホテルが沢山あるんですが(カジノだらけ),
なんと不思議なことに平日ならばあの夏の時期でも30〜50ドル程度で泊れます.
ただし,週末だと一気に2〜3倍になるんですけどね.
話によれば,カジノでみんなお金を使うから,ホテル代が安くてもいいとか.
んー,納得(笑).
我々もスロットやりました.見事にすりました,でも20ドル(笑).
スロットとかで使うコインが現金そのもの
(ニッケル,クォーター,はたまた1ドルコイン)なので,結構ナマナマしい.
普通カジノってそーなのかな??と無知な私は考えたものです
(ま,考えても事実を受け入れるしかないんだけど).
しかし,平日とゆーのに,すんごい人,人,人.
夜なんかは車で移動しようとしたら動けない
(歩く速度と同じかそれより遅いぐらい).
幸い,各ホテル間は動く歩道とかでコネクトされてる場合が多いので,
適当なところに宿をとり,あとは歩いて町を散策した方がお得です.
夜になると,でっかいホテルの前で各種ショーがやってます(勿論タダ).
海賊ショーは一見の価値があります.あれはすごい.
ただし,夏のラスベガスは暑い!! なんと気温40度以上ってのを体験しました.
体温をこえるってのは,尋常ではありません.泣けます.
大体どのホテルでもプール(屋外)があるんですが,非常に納得です.
よく考えれば,ラスベガスって砂漠の真ん中の町ですので,
そりゃ暑いんでしょうけど.
最後は嫁さんの友達のところ(ロスの郊外)まで辿りつき,
そこで泊めてもらいました.念願の吉野屋とラーメンを食べ(笑),
居酒屋で「ほっけ」に舌鼓.
嫁さんは「今度くるなら西海岸がいーな」とおぬかし賜ってたのですが(笑),
そー簡単にチャンスがある訳なかろうに(あったらいーけど).
あそこはワイハ並に日本です.
で,ずっとお世話になってたレンタカーを返してデルタで名古屋に来ました.
ちなみに,このレンタカー,GPS装備付きで,町中では大変に重宝しました.
ミドルクラスを頼んでおいたのに,そこにない,という理由で無償アップグレード.
出てきたのは,今回使った「皮張りバキバキのリンカーン(笑)」だったのです.
おかげで快適な旅でした(うひ).
旅の途中,危ない体験はほとんどなかったです.
ニューメキシコとか,南になるにつれてメキシカンが増えるんですが,
それと同時に浮浪者のメキシカンが激増します.
ちょっとの時間で数人から「お金くれ」とか
「車が壊れたからうちまで送ってくれ」とか,平気で話し掛けられました.
それが唯一「妙」な体験でしたね.
全行程2週間.あっという間に過ぎた,そんな感じです.
最終的にオドメータは3800マイル程度でした.
旅行途中でオイル交換が必要な距離です(笑).
一日,沢山移動した時で500〜600マイル,少ない時では100〜200マイル.
でも,2週間あれば毎日ゆったりと満喫できるかな,というのが私の印象です.
途中,沢山のバイカーにあいました.
気持ち良さそうでしたが,風をモロにうけるので,
一日に多くの距離を走れないだろうなぁ...と思いました.車なら400,
バイクなら300マイルが疲れるかどうかの目安だと思います.
車にしろバイクにしろ,なーーんにもなく,ひたすらまーーーっすぐな道を走る
というのは,いいものです.
単調な中で町が近付くと,それこそオアシスのように感じます.
遠くから蜃気楼のようにでーっかいビルが見えたりして.
そのときのインスピレーションってのは,
飛行機で移動する旅では体験できないものです.
なかなかえーですよ.私は好きです.
もう2度とすることないとは思いますが(してたりして:笑),
こんな思い出を胸に,再渡米の機会を得るよう,以後精進しようと思ってます.
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