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The au programs that I made or modified for Bruker Avance series (SGI)
XwinNMR中で使うUNIXコマンドの書き方の備忘録
multigo
Expnoが n から n+m まであったときに、rf 磁場の影響は n から n+m まで異なります。
これを解消するためには、n から n+m まで少数回の積算を数回ループさせて
測定すればよいです。しかし標準の"multizg"は n から n+m まで測定して終わってしまいます。
この"multigo"は"multizg"の後に"go"で n から n+m まで N-1 回繰り返し測定します。
したがって、ExpnoのNSで指定した積算の回数の N 倍の数だけ積算します。
このようにすることにより Expno n から n+m まで同じ rf磁場の環境にさらすことが可能です。
multigo2
"multigo2"は"multigo"が最初"zg"で積算を始めるところを、最初から"go"で積算します。
したがって、元からあるデータに上書きで積算したいときに使用します。また、"multigo"
と同様に Expno 1 から n まで同じ rf磁場の環境にさらすことになります。
dexpno
"iexpno"は Expnoを 1 だけ加えて新たな FID 格納ディレクトリを作成しますが、
この"dexpno"は逆に Expnoを 1 だけ減らして新たな FID 格納ディレクトリを作成します。
パラメータ類のコピーが行われるのも"iexpno"と同じです。
fidto1r
1次元の場合、FIDは fid というファイル名で保存されていますが、
FT後のファイルは 1r という名前のファイルになります。
2つの FIDをそのまま doubleコマンドで比較するときには、fidのままではできません。
そこで、FTしないで fid を 1r というファイル名に変更するためのコマンドが
この "fidto1r" です。ただし、procsファイルの中のSIの値を
FIDのTDの値に変更する必要があります。
TDが2のべき乗の数なら問題ありませんが、2のべき乗でない場合には
edpコマンドで変更することができません。この "fidto1r" は UNIXの "sed"コマンドを
使用して直接 procs ファイル内の SI 値を変更します。
del_expno
"del_expno" は、誤って作ってしまった Expno ディレクトリだけを削除するコマンドです。
Xwinnmr2.6までは、データディレクトリ全てを削除することはできますが、
ある特定の Expno ディレクトリだけを削除するというコマンドがありません。
この "del_expno" コマンドを用いると、
Xwinnmr上で特定の Expno ディレクトリだけを削除することが可能です。
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