- 米軍高官の「直接指導」 -

ワシントンで訪れた 米国防総省の玄関
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防衛大学校に入ってちょうど1年。
折り返し地点にさしかかりました。
昨年度後期のしめくくりは、上田愛彦講師
(元陸将、工学博士)の「技術戦略論」
でした。その延長で3月の9日間、
米軍の機関や施設に足を運び、
安全保障の現場を見てきました。
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「技術開発が国の安全保障にどんな影響を与えるのか」
がこの科目のテーマです。
座学では学べない部分が多く、
米軍の担当者とじかにやりとりすることが何より大切だと、
上田講師が企画してくださいました。安全保障は、やはり実学なのです。
訪問先はワシントン、カリフォルニア、ハワイのおよそ10機関。
学生有志の自衛官3人とともに、
時差と格闘しながら北米大陸を駆け抜けました。
ワシントン郊外アナポリスの海軍兵学校や、
広大な海域・空域で精密誘導兵器を開発する
ロス郊外チャイナ・レイクの実験施設なども見ることができました。
印象深かったのは、ワシントンの国防総省(DOD)と
ハワイの太平洋軍司令部(CINCPAC)です。
どの幹部からも、「対話」や「協調」という言葉を繰り返し聞きました。
東西冷戦が終わり、敵不在の時代になったあかしでしょうか。
国防総省では国際安全保障局やBMD(弾道ミサイル)局などで、
ハワイでは太平洋軍の4軍すべてから、
アジア・太平洋地域の軍事情勢や技術面での日米防衛協力の行方について、
率直な考え方を聞きました。
先々で、高官の方々が説明に
出てきてくださったのには驚きました。
ハワイでは、海兵隊や陸軍の司令官(中将)
に出迎えていただき、
ブリーフィングを受けました。
日本ではとても考えられないことです。
残念ながら、あまり詳しく発表しない
という事前約束があるのですが、
「秘密」扱いではないunclassifiedの部分に
ついては今後、
できるだけ触れていきたいと思います。
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ハワイのヒッカム空軍基地の オフィサーズ・クラブでの 昼食(手前中央が筆者)
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さて、世界最大の官庁建造物といわれる米国防総省は、
建物が5角形をしてることから、別名ペンタゴンと呼ばれます。
2万人を超す職員が勤務する米国の軍事の心臓部です。
朝日新聞社では、この役所を外報部アメリカ総局の記者が担当しています。
こんな巨大な機関をどうやって取材しているのでしょう。
ワシントン特派員の同僚(匿名希望子)に教えてもらいました。
(ワシントン特派員の奮闘ぶりは残念ながらありません。)
(ダウンロードし損ねました。本当に残念。)
- 指導教官が学長に栄転 波瀾万丈の2年目へ -

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防大の卒業式は、米軍の士官学校をまねて、
学生たちが帽子を宙高く飛ばすシーンで
知られています。
今年は3月19日にあり、私も参列しました。
歴代首相が、祝辞のなかで重要な防衛政策の
方針に触れることが多く、
今年も小渕恵三首相(当時、故人)が
有事法制への取り組みに意欲を示しました。
卒業式の会場風景(上)と 卒業された総合安全保障研究科2期生のみなさん(下)
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式典で見られる学生たちの統率ぶりは実に見事でした。
初めて参列し、それが度重なる練習のたまものだと知りました。
本科生(大学生)は事前に4日、
私たち研究科学生も2日かけてリハーサルするのです。
おかげで、私も「起立」と「礼」の動作が上手になったようです。
さて、私たち3期生の学生生活は、いよいよ2年目に入ります。
国際政治や安全保障問題の基礎知識のインプットを踏まえ、
修士論文の作成というアウトプット作業に移るわけです。
その矢先に、ハプニングに見舞われました。
総合安全保障研究科では学生に1人ずつ指導教官がつくのですが、
私を受け持っていただく予定だった西原正教授が、
突然、4月1日付で学校長にご栄転されることになったのです。
西原先生は国際安全保障研究の第一人者です。
とても喜んでいたのですが、
急きょ、指導教官を選び直してもらわねばならなくなりました。
ネジのまき直しです。
- 新婚学生さん紹介 -
3期生の同級生17人のなかには、入校後、
めでたくご結婚された「新婚学生」さんが2人います。
事務官の鶴見恭子さんと陸上自衛官(2等陸尉)の田原永紀さんです。
ともに20代。
楽しい新婚生活とハードな学業は、両立できているのでしょうか。
人ごとながら、気にかかります。
お2人のご結婚で、
私たち3期生の既婚者と独身者の勢力比(10対8)は、
入学時と逆転しました。
それぞれの生活にどんな変化が起きたのか、おうかがいました。
鶴見恭子さん…津田塾大卒。英語力抜群。修論テーマは中東問題。
田原永紀さん…防大卒。最も厳しい教官の神谷万丈助教授の門下。
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