- 「ランナーズハイ」ならず -

NAHAマラソンのゴール
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ささやかな気分転換として、
ここ数年、ランニングを続けています。
新聞記者にとって
最も大切な体力の衰えを感じ、
忙しくてもわずかな時間でできる
スポーツだと知り始めました。
シドニー五輪で高橋尚子選手が
金メダルを獲得したこともあって、
市中ではランニングが盛んです。
私が走っている多摩川でも、
ジョガーの数が増えてきました。
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12月の初め、沖縄県の那覇市や地元紙「沖縄タイムス」が主催する
「NAHAマラソン」に参加しました。
42キロ余りへの挑戦は3回目です。
同じ日にあった福岡国際マラソンでは、
2時間6分台の日本最高記録が出ました。
私はもっぱらマイペース。
マラソン・フリークの郷ひろみさん(45)が、
昨年のニューヨーク・シティマラソンを3時間44分で完走した
と知って驚きましたが、私の目標は5時間を切ることです。
コースは、那覇市内を起点に沖縄本島の南半分を時計回りに1周。
折り返し地点は平和祈念公園のある摩文仁の丘です。
NAHAマラソンの参加者は約22000人。
世界の大規模マラソンといえば、ロンドンの43000人、
ニューヨークシティの31000人、ホノルルの26000人などですが、
NAHAも世界10指に入るそうです。
ここの魅力は、
何より沖縄の人々の温かい応援にあります。
今年も大勢の人々が沿道に並んで、
沖縄の踊り・エイサーを披露してくれたり、
黒砂糖やタンカン(沖縄のミカン)、氷などを
差し出して声援を送ってくれたりしました。
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移転問題が難航する
普天間飛行場と宜野湾市の住宅街
当日の最高気温は東京より10度近く高い23度。
午前9時の号砲を合図に一斉に走り出しました。
中間地点まではずっと上りこう配。
ここまでは何とか走り抜きましたが、後半は歩いたり走ったりの連続。
何とか完走できたものの、
タイムは5時間53分という惨たんたる結果でした。
ランニングには、「ランナーズハイ」といって
脳が刺激され思考力が高まる効果があるといわれます。
走り始めから1時間くらいで瞑想状態になり、
その瞬間に直観的なアイデアがひらめくそうです。
今回は格別、論文の表現や構想でひらめきを期待していたのですが、
どうやら個人差があるようで、成果はありませんでした。
東京に戻ってからは全身の痛みをこらえながら、
また論文漬けの日々です。
- 修論は「終盤の壁」 -

ある学生の週間スケジュール には苦闘の跡が
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私たち総合安全保障研究科学生の
論文の進捗度は、マラソンに例えれば
終盤の「30キロの壁」、
登山なら「8合目」でしょうか。
新聞記事の工程でいえば、
締切15分前あたりで、
一番苦しいときです。
18人のクラスメートは、
最後の追い込みです。
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学校に毛布と電気ストーブを持ち込んで寝泊まりする人、
資料の補足のために再度海外に出かけて収集する人、
終日パソコンに向かい最終バスで帰っていく人など。
進み具合も個人差がはっきりしてきました。
すでに表紙をつけるばかりにまで出来上がった人、
逆に全体の半分くらいで筆が止まって苦悩している人……。
私も全4章だてのうち、まだ1章分が未着手のまま残っています。
担当の教授からは、先日、
論文の執筆要領についての詳しい説明がありました。
字数は原則として8万字以内とし、脚注や引用文の表記方法、
参考文献目録の付け方まで統一した書式が示されました。
年末の27日には、
いよいよ各自の論文をプレゼンテーションする
「修論報告会」が控えています。
研究科の全教授・助教授30人余を前に、
持ち時間15分、質疑20分を使って、
論文の骨子を紹介する場です。
概要を1枚のレジュメにまとめ、
教壇でOHP(投影機)やパソコンを使いながら、
問題意識や準備した資料、
立証方法などを説明します。
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自習室はどこも 追い込みの最中
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クリスマスや忘年会だといって、
20世紀最後の年の瀬を味わう余裕のある学生は、
恐らく1人もいないでしょう。
人によっては、生涯で一番つらい年末となるかもしれません。
- 防衛大もITずくめ -
IT(情報技術)社会の実現をめざすIT基本法が、国会で成立しました。
防衛大学校での話題も、ITずくめです。
11月だけで、慶応大学の竹中平蔵教授、ニフティの渡辺武経社長、
在日米海軍のロバート・C・チャップリン司令官(少将)の3人が来校し、
ITをテーマに講演しました。
政府のIT戦略会議のメンバーでもある竹中教授は、
日本経済再生の起爆剤としてのIT革命の効用を熱心に説きました。
インターネットを普及させて、流通業界に幅広くデジタル情報を導入し、
産業を活性化して一気に赤字財政と低迷経済を解消しよう
という夢のような話でした。
しかし、日本の実状はまだまだお寒い限り。
ニフティの渡辺社長によると、
インターネット利用者は米国が9700万人(昨年末現在)に対し、
日本は2100万人と人口規模を考慮しても開きがあり、
アジアでは6位前後と低迷中です。
普及を阻む目下の障害として、渡辺社長は、
電話料金の高さと電話回線の通信速度の遅さの2点を挙げていました。
冷戦後、多国間の安全保障協力を推し進める米軍にとっては、
ITによる情報通信網の整備が最優先課題だそうです。
チャップリン司令官の前職は、
カリフォルニア州モントレーにある米海軍大学院の校長。
コンピューター・システムの専門家で、
長年、米海軍の艦艇の通信網整備の仕事に取り組んできたそうです。
当初は艦船ごとに機器の規格やソフトが異なり、
船同士のスムーズな情報交換さえ難しかったのが、
今では太平洋海軍レベルでは効率的な情報交換システムが整い、
次に米海軍・海兵隊全体のシステムや
米軍と同盟国間のシステム整備に取り組んでいるそうです。
振り返って防衛大学校の現状はというと、
パソコン端末は比較的豊富ですが、電話回線数が乏しく、
インターネットを利用した情報の入手、交換が
ほとんどできないのが実状です。
ネットは自宅に帰ってから、という人が大半です。
学内に専門部会を設けて検討中ですが、
私たちの在校中には改善は望めそうもありません。
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