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〒239-8686 神奈川県横須賀市走水1-10-20
防衛大学校 応用化学科 応用物理化学研究室

実験装置EQUIPMENT

実験装置

顕微レーザーラマン分光光度計
*日本分光社製 NR-1800型 レーザーラマン分光光度計*
 ラマン分光法は赤外分光法と相補的な分光手段であり、分子種、原子団、結晶などの分子振動についての情報を与える。測定はレーザー光を直接、試料の分析したいところに照射すれば良く、非破壊及びその場測定が可能である。本顕微システムでは、レーザービームを直径を1μmまで絞り込むことが可能である。また、これらの特徴を生かしてダイヤモンドアンビルセル等の装置を使った高圧力下の測定にも適している。ミクロ試料室とマクロ試料室が独立しているので、ミクロ試料室に測定試料をセットしたままで、マクロ試料室を使って別の測定ができる。レーザー光として、アルゴンイオンとクリプトンイオンレーザーの2種類が使用可能である。

*フォトンデザイン コメット320BD型
  この装置は、低温高圧力下の測定用に特化して設計されたものである。加圧装置として、主にガス駆動型メンブレンダイヤモンドアンビルセル(M-DAC)を用いる。このM-DACをヘリウムガス置換型クライオスタット中にセットして液体窒素温度までの低温下での測定を供する。コメット320BDではダイヤモンドアンビルセルの平行平面収差を考慮した特別の対物レンズを使用し、高効率測定を可能にする。



DTA−DSC測定装置
 試料を一定の割合で加熱あるいは冷却しながら、試料の熱重量変化と相変化の関係を調べる。DSCでは特に低温領域に特化しており液体窒素温度付近からの測定が可能である。




フーリエ変換赤外分光光度計
*Nicolet 67000型 フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)*
 このFTIR装置は、中赤外領域用のFTIRであり、液体、固体、気体状態の赤外スペクトルを測定することができる。特に、液体状態ではCaF2窓剤、100 μmのテフロンスペーサーを用いた液体用セルを用いて測定を行う。また、専用のS.T. Japan製のクライオスタットを組み合わせることにより、液体窒素温度における測定も可能である。



紫外可視(UV-VIS)分光光度計
*GENESYS 10S UV-VIS分光光度計*
 GENESYS 10S UV-Vis (Thermo Fisher Scientific社)は、様々な溶液の分子の電子状態変化をスペクトルとして観測する装置であり、検出器に高感度なデュアルシリコンフォトダイオードを搭載し、190 nm〜1100 nmまでの幅広い波長領域での測定が可能である。更に本装置の測定レンジとして吸光度3.5まで直線性のある測定が可能である。



振動式密度比重計
*KEM DA-645型振動式密度比重計*
 DA-645型振動式密度比重計 (京都電子工業社)は、固有振動周期測定方式を使用し、測定濃度範囲:0〜3.0 g/cm3、温度範囲:0〜90℃までの測定が可能である。測定精度は±5×10-5 g/cm3であり、必要最小サンプル量は、約1.2 mLである。




カールフィッシャー水分計
*Metrohm 870KF plus Karl-Fischer水分計*
 Karl-Fischer 870KF plusは、ヨウ素、二酸化硫黄を含むKarl-Fischer試薬を用いてメタノール存在下で水と特異的に反応させることによって、吸湿性や空気中の水分吸収による水分量を測定する装置です。


量子化学計算プログラム
*Gaussian03*
 実験で行った結果の再現、真空中のエネルギー計算、ラマン・赤外スペクトルの計算などを量子化学計算プログラムGAUSSIAN03を用いて行っている

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