設計工学研究室
社会基盤施設を整備するためには,鋼,コンクリートなどの材料特性を効果的に活かし,また構造要素を効率的に組み合わせる合理的な設計法の確立が必要です.このためには,構造物の静的および動的な力学特性を解明する必要があります.本分野の教育では,構造工学,耐震工学,構造設計学に関する基礎的な能力を身につけるため,基礎理論や実験を通して構造物の静的・動的挙動やその評価法を学びます.また,研究においては,爆発荷重や衝突荷重など衝撃荷重を受ける構造物の防護設計法の確立を目指し,理論および実験的な検討を行っています.
教員


主な実験装置
落錘式大型試験装置
高所からさまざまな物体を落下させる実験ができます.



各種高圧空気式飛翔体発射装置
空気圧により高速で飛翔する物体を衝突させる実験ができます.


スプリット・ホプキンソンバー試験装置
波動の特性を利用して,動的な材料強度を調べる実験ができます.


主な研究テーマ
飛来物衝突を受ける構造物の防護設計に関する研究

補強コンクリートの耐衝撃性能に関する研究
短繊維補強コンクリートによる補強効果とそのメカニズムを調べています.


鋼部材の耐衝撃設計法に関する研究
鋼材の衝撃挙動と破壊メカニズムを調べています.


爆発を受ける構造物の防護設計に関する研究

爆風圧の性質と構造物の破壊に関する研究
爆風圧の強度,分布,時間的特性と爆風による構造物の破壊メカニズムを調べています.


地中で爆発が起きた時の土圧,地上に吹き出る爆風や,振動の特性について調べています.


爆発荷重緩衝システムに関する研究
爆発の緩衝システムの開発を目指しています.


技術資料の収集
金属,繊維,樹脂,コンクリート等の耐衝撃性に関する技術資料を収集しています.





