防大の学生さんへ・その1:長所をしっかり認識しましょう
防衛大学校や防大生は、普通の大学や大学生とは随分違う点があります。 人は欠点は見えやすいので、これについては皆さんが一番よく分かっていると思います。 ですから、ここでは私が思う良いところを述べます。まず、
1 礼儀正しい
2 信用できる
が挙げられます。他大学を訪問すると、 客人に挨拶もせず部屋の端でぼぅっとしているだけの学生を見ることがあります。 防大では見かけません。また、一般大では油断すると物が盗まれます。 先日とある旧帝大系の大学に行ったら、 校内掲示で「○○研究室が荒らされました」とありました。 一般大は物騒です。次の行を読むと 「○○事務室の金庫がこじ開けられ盗まれました」とありました。 これは出来心じゃすみません。さらに次の行を読むと 「夜、○号館の前で学生が金属バットを持った3人組に襲われました」とありました。 一体ここはどこだといった感じです。 防大では強盗は起こりません。他にも良い点はあります。 その他のことは皆さんで探してください。
防大の学生さんへ・その2:多様性を楽しみましょう
子供と大人の定義について、人それぞれの認識があると思います。 法的な年齢での区分をする人や、十分成長した人(広辞苑)を大人とみる人など。 十分成長した、に区分されるかもしれませんが、私は「人と同じようにしていたいか、 異なっていたいか」でも子どもか大人か区別できると思います。 子供のうちは周りから嫌われない・浮かないように同調性が強く、 大人になると他者との違いを武器にしながら仕事をしていく (同じような人間は一人いれば十分です)といったように。 自分に自信がなければ群れに合わせ、自信があれば群れから抜けられる、とも言えます。 もちろん程度の問題はありますけど、過度に同調するのは大人とは言えないと思います。
同調に通じるものに「伝統を守る」というのがあると思います。 ただ単に「伝統を守る」ことは私は嫌いです。伝統は作るものです。 プロボクサーの具志堅さんは「伝統は?」と聞かれ、 「ナショナル(現Panasonic・電灯も作っている)」と答えたそうです。 もしこれが何も考えずに伝統に固執する人たちへの強烈な皮肉だとしたら、 とても尊敬してしまいます。違うんだろうなぁ。。
金平糖は小さいときにとげとげしていないと大きくならないそうです。 あまり同調せずに尖がっていても良いのではないでしょうか。 これを読んで、「お前、金平糖作ったことあんのか!」「金平糖と人は違う!」 といったようにひねくれていてくれた方が私としては面白さを感じます。
そうとはいえ、皆さんが学生舎で苦労している話は噂で伝わってきています。 でも、クセ強でダメそうな人も何かの時に役に立ちますから、おおらかに接してあげてください。 3年寝太郎の話もあるではないですか。クセ強も楽しめますよ。心に余裕があれば。
卒業研究で本講座を選ぼうか迷っている学生さんへ
本講座は、学生さんの好きな卒研テーマをやってもらうようにします。 学生さん主体なので、HPに載せられない?ような独特のテーマも何件もあります。
2~3月頃に学会で口頭発表を行ってもらいたいです。 これは以前はノルマだったのですが、最近は挑戦する学生さんが減りました。 卒業研究は最終学歴の集大成となるものですから、自分で自分に華を咲かせてください。
何していいか分からない、という学生さんもいますが、 とりあえず相談にきて下さい。まずは少しでも前に進みましょう。
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