仕事で、時々キリバス共和国のタラワ島という熱帯の島に行きます(独立国家)。 北緯1度、東経173度と赤道と日付変更線のすぐそばです。 Google Mapなどで"Kiribati, tarawa"と検索すると島の全体写真が見られます。 逆L字型の「_」の島幅数百メートルと大変細い所に多くの人が住んでいます。

元々キリバスの人は親切な人が多いのでしょうけど、 日本で漁師として働いたことがある方も多いせいか、 特に日本人には親切な方が多いと思います (日本に働きに来られた方は、 もれなく日本の漁師さんはとても優しかったと仰っています)。 国土も大変美しく、のどかな島です。


キリバス国民の半分の5万人くらいが住むタラワ島南部の最も高い地点。「The highest point on South Tarawa 3 metres」と書いてあります。この写真を撮った数年後、看板は朽ちていました。


民家?

さて、先日、タラワ島で大潮を経験しました。 陸地と海面の高さがかなり近く、水が迫ってくる感じでかなり怖いです。 しかも逃げ場がほとんどありません。 百聞は一見にしかずで、私なら絶対に住めません。 キリバスの方達が大潮のときに天気が荒れると波にやられると言っているのがよく分かります(添付は極端な写真で、実際は皆さん「相対的に」内陸に住んでいます)。 タラワ島の主要道路は一本しかなく、 車で走ると道路のどちらも海が見えるところが多数あります。 「相対的に内陸」といっても岸から100mも無いところがほとんどです。

これを経験すると、海面上昇の怖さを実感できます。 普通に車を使う人間が言うのもなんですが。


あ、あんなところに木が。

ところで、日本からキリバスに行くのは結構大変です(フィジー経由)。 観光資源が乏しい・未開発?なので、 いわゆるリゾートを楽しむことは出来ません。

「キリバスという国」という本の中に、 キリバスの美しい写真がたくさん載っています。 この本で、その本で観光気分を味わってみてはいかがでしょうか。