電子情報工学研究テーマ(その4)

電荷蓄積法による極微弱光検出回路の研究

 遠距離天体観測などにおいて近赤外域から可視域における極微弱光検出法が必要とされているが[1],[2]、高感度化のためにフォトダイオード(PD)の電荷蓄積動作を用いた検出法が注目されている[1],[3] 。本研究では、フォトダイオードの蓄積電荷の検出における感度の向上を目的として、検出回路の詳細な検討を行い、温度や素子の特性の変動などによる雑音成分を補償した差動入力回路を試作し、可視域極微弱光の検出を試みている。

 

 

 

 文献
[1]H.Murakami et.al.,Low-Noise Infrared DetectionSystem with
     InSb Photodiode for Infrared Astoronomy,J.J.A.P.
     Vol.27,No,10,pp.L1973-1975(1988)
[2]牟田,山崎他,天体測光用CCDカメラの特性,防大理工学研究報告33巻2号,
pp.1-14(1996)
[3]水本他,Siフォトダイオードを用いた電荷蓄積型低ノイズ光検出システム,電学論C115,
No.2,pp333-334 (1995)

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最終更新日 : 1997/08/14