化学を基盤とした機能性材料の合成と環境・エネルギー分野への応用を指向した機能開拓

北沢 教授


 次世代のエネルギー源として、水素と酸素から電気エネルギーを取り出す燃料電池が期待されている。そのため、安定的に水素を製造するための材料の開発が重要な課題となっている。機能材料学教育研究分野では、水を分解して水素や酸素を製造するための水素発生電極に適用可能な物質探索を行っている。その1つとして、金属カルコゲナイド錯体の架橋反応によって合成された非晶質カルコゲナイド(図1)の水素発生電極への応用について研究している。

 

近赤外広帯域LEDの実現に向けた蛍光体材料の開発とその物性評価

七井 助教


 近赤外領域(波長約750~2500 nm)の光を用いた非破壊分光分析技術は、食品の成分分析や建築物の石綿含有検査など広く実用に供されている。分析装置には近赤外広帯域光源としてランプが用いられているが、大型で短寿命であるなど問題点も多い。本研究ではランプに替わる新規光源として、近赤外広帯域発光ダイオード(LED)の実現を目指している(図1)。具体的には、LEDの光を効率よく広帯域な近赤外光に変換する蛍光体開発およびその物性評価をおこなっており、より高機能な蛍光体材料を得るための設計指針を探っている。