熱電発電に関する研究

岡本 教授


 地球温暖化の対策は様々な方法で行われています。一つの方法として、熱電発電が挙げられます。パリ協定の推進にもこれらの普及が欠かせません。しかし、これらは効率が悪く、普及のためには、さらに熱を電気に変換する効率の良い材料が必要不可欠となっています。しかし、従来の材料では現在以上の性能向上が難しいため、現在の限界を超える新しい材料、特にナノ材料の開発を行っています。また、それらの熱物性を直接測定できる装置の開発も行っています。
 熱電発電では、Si-Ge系材料の人工格子を用いて高い熱電性能を有する材料や、家庭にあるような器具で作製できるナノ粒子の合成を行い、高効率化に励んでいます。また、熱物性の直接測定のために、赤外線カメラを用いた熱物性測定装置の開発にも取り組んでいます。

太陽光発電に関する研究

宮﨑 助教


太陽電池は現在、広く使われています。しかし、地球環境を考えた場合、さらに太陽光から電気への変換効率が高く、安価に作製でき、資源量の豊富な材料の使用が期待されています。一つの解決法として、化合物薄膜太陽電池があります。
 中でも、銅系硫化物(Cu2ZnSnS4(CZTS), CuInS2(CIS), Cu2SnS3 (CTS)など)は、資源量も豊富で安価に作製できるため、新しい光吸収層材料としての期待を集めています。本研究室では、真空装置を用いた物理的方法とスプレー法などの化学的方法を組み合わせ、安価で効率の高い太陽電池用材料の研究を行っています。また、デバイスを作製し、界面や欠陥の情報を得て、さらなる高効率化を目指しています。