防衛大学校 機械システム工学科
海洋工学講座
■ 実験装置
● 弾性体接水振動計測用中型水槽
船舶および海洋構造物の振動および弾性挙動に関する実験を行い,構造と流体の連成を踏まえた統合的強度評価 に関する実験データを蓄積するためにに弾性体接水振動計測システムを導入した.利用計画を以下 に挙げる.
超大型扁平構造物の弾性応答に関する実験
単胴船の分割型弾性模型による弾性応答実験
多胴船連結構造部の強度評価に関する実験
船首スラミングに関する実験
船舶の衝突に関する実験
● 構造物疲労試験機および万能試験
海を航行する船は波浪による繰り返し荷重を受けることを余儀なくされている. このため比較的小さな荷重でも繰り返し作用することにより,構造破損を引き起こすことがあり, 疲労破壊とよばれる.疲労試験機を使って船の構造材料の強さを実験的に調べることができる.
本科3年の機械システム実験では鋼材による試験片を用いて引張試験を行う.試験片を徐々に引張り, 降伏点,耐力,降伏伸び,絞り率(破断した材料の最小断面積と元の断面積と の差の割合)を計測する.円孔を有する板が引張りを受ける場合の応力分布と応力集中率についても 計測を行なう.
引張り試験(再生時間約2分50秒)
■ 計算機
● 並列計算機&Windows PC for HPC
PCクラスタ(P4−3.6GHz/2MB,4ノード
PC(Dual Core Xeon−3.0GHz/4MB)×4
PC(Quad Core Xeon−2.8GHz/8MB)×2
PC(P4−3.0GHz/2MB)×3
PC(P4−2.8GHz/2MB)×3
● CAE&CAD
Visual Nastran for Windows
LS DYNA
SESAM (DNV)
Autoship System Pro
MATLAB
tpCAD
Tecplot