フェンシング部の部長をやっております、人間文化学科の木下哲生と申します。
我がフェンシング部は、防大の校友会の中でも最も古くからある部のひとつです。
つまり、数多くの先輩方が作り上げてきた伝統のもとにあるということです。
フェンシングというスポーツは、日本の高校までではあまりなじみのないものでしょう。
しかし、ヨーロッパ社会では、昔は貴族のたしなみとして、必ず学ばされたもののひとつであったのです。
日本に武士道があるように、あちらには騎士道があります。
つまり、フェンシングはテニスなどと同じく、マナーのスポーツといってもいいくらい、
『礼節を重んじるスポーツ』
なのです。
単なる剣を持ってのどつきあいではありません。
我が部では豊富な経験を積んだコーチ陣が、まったくの基本から丁寧に指導をしてくれますから、初心者でも安心して参加できます。
剣が怖いという方もいるかもしれませんが、基本を守り、道具の手入れをしていれば危険はありません。
また、防具や剣の費用を心配する人もいるでしょうが、ユニフォームからすべてを新品でそろえても、そんなに大したお金がかかることはありません。
むしろ野球の道具をすべて自前でそろえるほうが高いと思われます。
このページをご覧になったことを契機に、
めったに経験できないスポーツをやってみるというのもいいのではないでしょうか。
私たちはいつでも、あなたをお待ちしています。
フェンシング部部長 木下哲生