防衛大学校硬式野球部

部長         横井 嘉文

2019(平成31)年4月1日付にて部長を拝命した本校機械工学科教官の横井嘉文(よこいよしふみ)です.本科27期相当です. 神奈川大学野球リーグで現役だった頃は横浜国立大学に在籍し,当時の得体のしれない強さを感じさせた防衛大学校とも戦いを交えました. その後本校に移って硬式野球部の顧問となり,野球の運営に関与し出して,現在に至っています. 近年の防大硬式野球部の暗黒時代を払拭し,私の知る昔の栄華な時代を再建すべくスタッフ一同協力し頑張る次第であります. 皆様,新生防大野球部のご贔屓をよろしくお願い致します.
(新元号「令和」になった最初の日(5月1日) 小原台の研究室にて)

総監督         道本 光一郎

2019(平成31)年4月1日付にて総監督を拝命した25期空OBの道本光一郎(みちもとこういちろう)です。 どうぞよろしくお願いします。およそ10年前、2009(平成21)年4月から監督を4年間、そしてその後1年間、 監督の松尾3陸佐(当時)を支えて総監督を務めました。5年間の通算成績は120試合、64勝55敗1分でした。 勝率は5割4分でした。今後、平成の負の遺産を払拭しつつ、新たな野球部の歴史と伝統を作っていくお手伝いをしたいと思います。 野球部員並びに横井新部長他顧問団等への、皆様方の変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
(平成31年4月30日 平成最後の日に川越自宅にて)

監督          大橋 健人

令和2年12月1日付で、第312小隊指導教官として着任し、監督に就任した58期大橋です。私を大きく成長させていただいた防衛大学校硬式野球部に対し、現場において直接的に恩返しがしたいと思い、以前より熱望しておりました。 現在の横井部長には副部長として4年間、道本総監督には、1~3学年時は監督として、4学年時は総監督としてお世話になりました。 2013年秋、花立にて行われた東京工芸大学との最終戦、タイブレークによるサヨナラ負けで私の大学野球は終わりました。主務として、部運営、リーグ戦運営、また、プレイヤーとして充実した日々を思い出し3塁側ベンチ前で崩れ落ちたことをつい昨日のことのように思い出しています。 高校時代、実力及び精神的な未熟さから、試合に出る喜びを知ることができなかったため、もう一度本気で硬式野球に取り組みたいという思いから防衛大学校硬式野球部に入部し、4年間を全力で野球に取り組み、部隊勤務間においても、余暇を利用して社会人硬式野球のクラブチームに所属し、プレーをしてきました。 防衛大学校学生時代、ただひたすらに勝利を追い求め、そのために学生、自衛官としてどうあるべきかをとことん追求し、先輩、同期、後輩と助け合い、時にはぶつかり合った日々は今も良き思い出です。 現在は、新ユニフォームに変更し、現在の指導体制となり、数年が経過しており、現役学生、OB会、指導部が一丸となって、新たな硬式野球部の歴史と伝統を作っていく時期であります。数々の偉大なOBの方々の中から監督に選んでいただいたことを誇りに思い、学生とともに全身全霊をかけて頑張っていきますので皆様方の変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

助監督          加藤 俊介

秋田経法大硬式野球部でプレー。的確な判断で監督をサポートする、防大硬式野球部のブレイン。写真は試合後の反省会での一コマ。






   

前監督   寳嶋 賢二 (以下 監督時代の言葉)

平成30年10月より監督に就任した49期の寳嶋(たからじま)です。同年8月に第41中隊指導教官として着任しました。防大勤務は以前より希望しており、約14年ぶりの母校での勤務に心踊らせていました。14年ぶりに母校に戻った感想としては、「学生舎が新築され新しい!」、「時代の流れに伴う指導要領の変化!(腕立て伏せ等の反省禁止、連帯責任禁止)」等がありますが、『不易流行』基本的には本質的なものは変わらず、目をキラキラさせた後輩の姿に嬉しく、背筋が伸びる思いでした。(部隊の隊員の真剣な眼差しとはまたちょっと違うピュアな眼差しです。) 私の座右の銘とする言葉として『一隅を照らせ』という言葉があります。これは平安時代の僧最澄が言った「一隅を照らす者これ国宝なり」から取ったものです。その意味するところは、「組織においては各人が各人の任務・地位・役割に応じた持ち場を守り、任務を遂行せよ。」ということです。この際、大切なことは、人間の能力には個人差がありますし、性格も千差万別であることを理解することです。組織においても日の当たる人(目立つ人)、当たらない人(目立たない人)居ますが、そこに差は無く、いずれも尊い存在です。一人で部屋を全て明るく出来る人間など居ないのです。あなたにはあなたしか照らせない場所、一隅があるのです。野球チームに置き換えたらどうでしょうか。主将、エースピッチャー、主砲4番、バントの名手、ベースコーチャー、いつも明るいムードメーカー、ベンチでひたすら声出し役、グランド整備を黙々とやる者。挙げたらきりがありませんが、皆がこういった一隅を照らすことで組織は組織足り得るのです。これから新たなステージに進む皆さんは、幹部自衛官として、時に指揮官(リーダー)、時に教官(ティーチャー)時に幕僚(フォロアー)等として様々な役割が与えられます。加えて、家庭においては夫(妻の小言聞き役)、父親等々。 これから人生において、皆さん(部員)が『一隅を照らす』存在であることを心から祈っております。