冷やす、暖めるといった「熱移動現象」の本質を物理的に解明し
「ものづくり」の可能性を広げる研究を行っています

研究概要

 当研究室では、主に対流熱伝達(固体-流体間の熱移動)の基礎研究を行っています。流体は固体と違ってそれ自体が一定の形をとらず自由に流動し、多くの場合“乱流”と呼ばれる非常に複雑な振る舞いをします。したがって、目には見えませんが、実際には対流熱伝達も時空間的に複雑に変動しています。この現象を実験的に調べてその特性を明らかにし、得られた知見を機器の熱効率向上や熱設計の信頼性向上に役立てる研究を行っています。
 また、流れの中に円柱のような柱状物体が存在すると、その後方に渦が放出され、物体には大きな抗力や変動力が働きます。この流体力を低減するために、物体表面に突起を設けるなどして流れを制御する研究も行っています。 top_image


〈特別研究員(非常勤職員)の募集案内〉

防衛大学校には 特別研究員(非常勤職員) の制度があり、非常勤職員として研究補助又は教育補助に従事するとともに、研究科前期課程又は後期課程の学生として在籍し、修士または博士の取得を目指すことが可能です。 特別研究員として当研究室で研究を行うことに興味のある方は,本ページ下部の「連絡先」までご連絡ください。

トピックス

2024年4月18-19日
日本航空宇宙学会第55期年会講演会(東京)で、船見先生が発表しました。
2024年3月18-20日
欧州機械学会(EUROMECH)コロキウム631(マドリード)で、中村先生がキーノート講演を行いました。
2024年3月13-15日
第63回航空原動機・宇宙推進講演会(札幌)で、船見先生が発表しました。
2024年2月26日
防衛大学校機械工学科卒業研究発表会において、本科68期の増田学生、松﨑学生、境野学生、曽我部学生、宮川学生が発表しました。
2024年1月31日
吉田君の研究科後期課程卒業論文「矩形微細流路沸騰熱伝達の高時空間分解測定と動的伝熱特性」の公聴会を実施しました。
連絡先: 〒239-8686 神奈川県横須賀市走水1-10-20
防衛大学校 システム工学群 機械工学科 熱工学講座
E-mail: nhajime(at)nda.ac.jp(中村)