書籍の刊行

2024年(令和6年)9月

書籍タイトル デジタル権威主義 ー技術が変える独裁の❝かたち❞ー

出版社 芙蓉書房

分担筆者  コラム1及び第6章翻訳 戦略教育室 准教授 野呂瀬葉子2等陸佐
      第8章 統率・戦史教育室 准教授 寺田3等陸佐

 本書は、デジタル技術が権威主義的国家の統治手法をどのように変え、強化しているかを明らかにする書籍です。最新の事例と研究を通じて、中国、ロシア、中東、東南アジア、アフリカなどでの監視・情報操作の手法が詳しく解説され、デジタル技術が監視や管理に利用され、権威主義が広がる現状を指摘しています。さらに、その理論的背景として、国際関係論、心理学、社会運動論からもデジタル技術が権威主義体制に及ぼす影響について考察を深めています。近年、後退していると言われる民主主義の未来、そして現代社会のあり方を考えるための必読書です。

 防衛学教官の分担箇所は以下のとおりです。
〇 野呂瀬准教授
・コラム1 日本のサイバーセキュリティ―政策
・第6章 ウガンダにおけるデジタル権威主義(翻訳)
〇 寺田准教授
 第8章 SNSは権威主義に対する支持を高めるのか

 

2024年10月15日