機械工作実習工場は、防大の機械系学科における『ものづくり教育の拠点』です。"もの"には形があるだけではなく、機能があり、美があり、思想や哲学があり、心があります。実習工場では、ものづくりは単に形や機能を作る(与える)作業ではなく、ものづくりのこころを学び、伝えなければならないと考えています。学生は工作実習において、講義で学ぶ加工や工作機械に関する学理を実際に応用する方法を、体験を通して学びます。
機械システム工学科の本科学生は、3学年に機械システム実習を行います。旋盤・ボール盤を使ってテストハンマーの製作を行い、材料がその原形形状を変えながら製品になっていくまでの工程を実際に体験することで、生産加工の概要を学びます。この授業は楽しい・おもしろいと言うことで、人気が高い科目でもあります。
機械工作実習工場には計6名のスタッフが働いており、学生教育などの仕事に当たっています。