日本の鉱山

松尾鉱山跡(岩手県)
[写真:松尾鉱山跡]
ほんの四、五十年前まで、日本にはおびただしい数の鉱山が存在しました。 鉱山を中心として町ができ、鉱石運搬のための道・鉄道・港などが発達し、多くの人々が全国から集まって働いていました。 しかし戦後、貿易の自由化が進み、海外の安価な鉱石の流入によって、国内の鉱山は次々と閉山に追い込まれたのです。 現在も操業している鉱山は数えるほどになってしまいました。
多くの鉱山は閉山とともに、人々は離散し、施設や町は破壊・放棄され、鉄道も廃止、道は草に埋もれ、わずか数年で無人の荒野となってしまいます。 千年以上も前の木造宗教建築が現存している一方、わずか百年前の産業施設の調査が困難を極めることも珍しくありません。 日本の歴史をつくり、産業の発展を支え続けてきた多くの著名な鉱山が閉山し、さらにはその痕跡さえもが失われようとしているのです。 今、誰かが記録しなければ、永遠に忘れ去られてしまうことになるでしょう。
[新着情報 10/14/1998] [はじめに] [参考文献] [リンク]

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