学科長挨拶

国際関係学科のウェブサイトへ、ようこそ!

国際関係は、自衛隊職務の根幹と密接に関わっています。

自衛隊は日本の安全保障のために自衛権の行使を担う組織ですが、それは外国による軍事行動に対応するための手段です。また、世界の安全保障のために自衛隊が参加しているPKO(国連の平和維持活動)や、日本が独自の判断に基づき行う人道救援活動などは、もちろん、広く海外で展開されているものです。

本学科の学生は、この国際関係について、「国際政治・外交史」「国際法」「地域研究」という3つの柱を基本としたカリキュラムに沿って学んでいきます。この3つの専門領域は、自衛隊の実務と直結するものでもあります。たとえば、自衛権の行使は、国際法の原則に則って行われるのでなければ国際違法行為となってしまいます。また、そのような事態に適切に対処するためには、日頃から国際政治に目配りをしつつ、関係する地域の政治・経済・文化といった社会状況を十分に把握しておく必要があります。PKOや人道救援活動に際しても、やはり対象国の社会状況を理解しておくことが、円滑な活動のカギとなります。

さらに、国内的な災害対処などに関係する領域についても、本学科独自に危機管理に関する科目を展開し、また他学科のカリキュラムと相互乗り入れを行うなどの取り組みを行っています。

これらの専門科目を1年次の専門基礎科目と合わせて学ぶことで、安全保障のプロである幹部自衛官に必要な素養を、体系的に身につけることができます。大学校ならではの深い探究により洞察力を養い、また総合的な学習を通じて問題を俯瞰する力を獲得することも、重要な目標です。

ぜひ、国際関係学科で充実した学びの時間を過ごし、幹部自衛官としての確かな判断力を培って下さい。皆さんが、真に組織を牽引しうる者として自己実現していくことを、期待しています。

国際関係学科長
佐藤宏美