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応用分析化学 国内学会等 海外学会等 NIST留学記 NDA留学記

【報告-第2回】 99年7月 
もうすぐUSAに来てから一ヶ月経ちます。
めでたく29日木曜日にメリーランド州の運転免許証を獲得いたしました。
いやー、大変でしたよ。前回はIDが2種類と住居証明2通が必要で、
住居が定まってないから大変だと書きましたが、大変だったのはIDの方でした。

MVA(日本の試験場にあたる)がNISTからすぐ近くなので結構助かったのですが。。
注:この名称は州によって異なります。バージニア州ではDMVかDVAだったか。。)
住居証明のためにボスに手紙を書いてもらって持っていったら、
これじゃだめ、本人に来てもらってと言われNISTに戻り、
ボスと一緒にMVAに行きました。
ここまでに2時間以上。
注:7月、8月は高校生が取りにくるので混むんだそうです。
 免許は出来れば学校が始まっている時がいいですね。)

さらに1時間以上待って、窓口に行くと、今度はIDの証明に、なんと
日本の免許証の英語訳を見せろと言う。。。は?
すでに、パンフレットに書かれているSocial Security Card、パスポート、
国際免許証!を見せて3通もそろっているじゃないか!!!と憤慨するのを
こらえて、I have never heard..と独り言を言うと、パンフレットを持ってきて、
ここにほら!と指差す先には、ID証明の種類の中に、他国の免許証(if required,英語訳)とかかれている。
if required???、いつ要求するんだよ!と憤慨するのをこらえて、役人にはかなわんなーとあきれかえりました。
ボスもあきれてました。で、日本人に聞くと、そんなの要求されたことないという回答。。。9割以上。
ただ一人、京大の学生が僕も去年要求されたと言ってました。なんなんだ?
注:京大の学生(林君)は2度NISTに来ていて今回は1ヶ月だけだったけど前回は8ヶ月いたのです。
 未確認ですが、Maryland州は7月から極端に免許をとりにくく変更したらしい。
 初心者は大変らしいです。僕の奥さんがチャレンジするらしいので、わかったら報告します。)

で、仕方なく日本大使館(DCにある)に電話すると”英訳”したのを持って来いという。英訳しましたよ。はい。
で大使館に持っていくと、明日できるから、もう一回来てね。と簡単に言われ、しかも37ドルね。えーーー。。
行きましたよ次の日。出来た証明書はさすがに大使館の人が訳したものでした。
そりゃお金とるからねー。
で、MVAに行くと今度はその英訳の証明印のあるところを見もしない。。
それじゃ、誰が証明したのかわからんじゃないかーと憤慨するのをこらえ、
注:と言うのも、英訳はMVAの認定の人でもOKらしいのです。
  ですが、MVAからいただいた紙に書かれた人にTELしましたが、もうやってないんです。
  という日本語をちょっとしゃべれる日本人じゃない人に言われ、大使館行きを決意したのでした。)

で、ようやくIDチェックが終了しました。

それから早速、日本の筆記試験にあたる法律テストをコンピュータで受けるのですが、
20問中17問正解してパスできます。5問解いてすぐ落ちました。
いやー、結構むずかしい。みんなが言ってたとおりだ。最初はみんな落ちるようだ。
でも次の日にもう一度受けられて、2回目でパスするのが一般的のようだ。で、勉強しました。
次の日、20問解いて16問正解。you failed...うっ。。。。
2回落ちるのはさすがに珍しく、3回目は一週間後じゃないと受けられません。
プレッシャーが。3回目を落ちると一ヶ月後になるらしい。。。。
注:これ、実は何度か1週間後に受けられるらしい。でもプレッシャーで猛勉強したので、
        これはこれで良かったと思う。)

で29日、問題は一度はパスして後回しにできるのですが、3問後回しにしてそれまで全問正解。
でもそのときは何問パスしたのかなんて覚えていない。
後回しした問題を解いていくと、1問目を不正解。がーん。2問目も不正解。3問目も不正解。がー----ん。
目の前が真っ暗になったときに、テスト終了。you passed。おー、終わりか。助かった-。。。
で、すぐにドライビングテクニックテストを受ける。ふっ、ちょろいぜ。
注:ここで、すぐに受けるか?と聞かれて、yes!って応えたら、
 おばさんに、誰かといっしょに来てるの?うん?と言われ(免許持ってない人は持っている人が隣に居ないと
 練習できないしコンピュータ試験に合格しないと運転しちゃいけないんです。日本の仮免許と同じですね。)
 俺は国際免許を持ってるんじゃ-!って心で応えました。
 本当はI have a international drivers license.って言いました。)

縦列駐車、3角Uターン、バック直進ぐらい、余裕さ。
あとはSTOPのところで止まるのと周りを見渡すのさえ忘れなきゃ。。
というわけで簡単にパス。で、免許発行手数料(だと思う)30ドル払って、
めでたく5年間有効の免許証をもらいました。ばかでかい国際免許ともおさらばだ。
注:メリーランド州では3時間のアルコール&麻薬講習というのを受けないと、免許がもらえません。
  私も近くの教習所(アパートの一室)で3時間受けて30ドル払って、テスト受けて証明書をもらいました。
  この講習は前もって受けていたのです。
 USAの国内旅行ではIDがかかせませんが、なぜなら飛行機に乗れないのです、
 運転免許証があればそれでOK。無い人はパスポートです。)

さて、車買いました。6200ドルで。FORDのEscort95年式4ドア1.9リットルです。
保険が1ヶ月195ドル。MDの運転免許をもらったので、次回から155ドル。
注:とTELで聞いたんだけどなー。。第4話を参照してください。
 listning(heringとは言わないのです。)が問題ですね。)
高いっすねー。しょうがないか。保険に入らないと車を登録できませんからねー。。
この辺で人身事故を起こすことはあまり無いと思います。まず人は歩いてませんから。
DCだと考えられますね。観光スポットでは。
前回、車検があるって言いましたが、ちょっと違いました。車の持ち主が変わるとき
に車検を受けないといけないようです。ですから、一生同じ車を乗ると、車検は1度。
で毎年、排気ガス検査を受けるだけのようですね。で税金はTAG、つまり
ナンバープレートの更新代のようなお金が数十ドルとられるようです。
注:私の場合、ディーラーで購入したので、その税金込みでした。
 毎年、排気ガス検査を受けるのではなく、2年間有効でした。)

さて、NIST近辺の話を少しして、今日は終わりにしましょう。
NISTにはNIHほど日本人はいませんが、(NIHには100人規模でいるらしい)
注:一説には400人ということです。NIHの人の話です。)
十数人はいるようです。で、来年の10月までいるのは今のところ私だけ。
ということで、早速日本人会の会長のような名簿作り雑用係のような役をおおせつかりました。。。。
注:もちろん会長ではありませんが、名簿作りなので、全員把握してます。
 と言っても10人が最高です。99年7月から10月までは。)

NISTは分業が徹底しているようで、事務の秘書が何人もいます。
掃除をする人は合いかぎを持っていて、各部屋のごみ箱のごみを毎朝持っていきます。
また、廊下は毎日拭かれていますし、冷房のフィルターなども掃除しているようです。
蛍光灯なども交換する人がいます。NISTにはNIST専門の本物のPOLICEもいて、
スピード違反やシートベルトをしてないと”本当”にNISTの中で捕まります。
また、土日や夜はIDカードが無いと出入りできませんが、掃除の人が合いかぎを
持っているぐらいなので、高価なものを机の上においとかないほうがいいよ
と教えられました。また、鹿が放し飼いになっているのも面白いところです。
原子炉が中にあるので、放射能漏れの目安にしているようです。
注:放射能って日本語の造語ですが、正確には放射線ですよね。)
原子炉は中性子散乱などの実験用です。
見学しましたが、つくばの高エネルギー研究所と同じような感じでした。

また、ACS発行の雑誌は全てWEB購読”も”しているらしく、
すべてPDFファイルとして取り出せます。96年以降ですけど。
国内だから、信じられないぐらい非常に高速。。。。
注:JACSはマイクロフィルムで購入してました。どうやって見るのか
 聞くのもかったるいので、WEBで見てます。マイクロフィルムとは。。)
で、図書館の雑誌は、信じられないぐらいの種類を購読しています。
高分子論文集や化学会の日本語論文もあって、誰が読むんだ?と不思議に思います。

ここ、Gaithersburgは、東京で言うと、多摩ニュータウンのようなベットタウンで、
DCに通勤している人も多数いるようです。高速があるのでDCまで車で30分-1時間と
注:10-15分で行ってしまいました。ま、混むからね通勤時間は。)
いったところでしょうか。この辺のお店は必ず大きなモール内に集まっていて、
しかも必ずと言っていいほどアパートはモールの周りに位置しています。
だからといって、歩いていける距離か?というと、yesだけど止めといたほうがいい。
となります。夏はニュースで連日dangerous HOTと言っていて、
歩いていると本当に死ぬかもしれません。こちらは日差しが強いし。。。。
注:夏はそうですが、秋は涼しいので散歩で行く人もいます。また、
 USAの人は8時とか9時に買い物に行ってますね。夏のWeekdayは。)
アパートも1つのモールで、大きな村のようであり、プールや遊技場、洗車場などが
設置されています。必ず、管理会社のリースオフィスがモールの中にあって、そこで契約します。
(詳細は第8回の報告へ)

来週後半(8/6)から、ようやくアパートに移りますが、
ボスの家での居候も結構おもしろかったので、少し残念です。
居候のおかげで3週間もの間、朝から晩まで英語を聞いてましたし話も出来ました。貴重な経験が出来ました。
週末も野外コンサートを2回、パーティ2回と結構楽しみましたし。。
注:マイナーリーグも見ました。1A。ちょっと下手でした。)
では、また。次回の報告まで。さようなら。
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