- 〔必修共通科目〕要員・専攻に関係なく、全員が必ず履修しなければならない科目です。
- 作戦
- 作戦概念や作戦術等の作戦全般に関する基礎的知識を付与し、現代における統合作戦(領域横断作戦) に対する理解力を涵養する。
1.主要な作戦概念
2.作戦立案の基礎
3.統合・連合作戦 - 戦略
- 軍事戦略に関する基礎的な知識を付与するとともに、初歩的な戦略的思考能力を涵養する。
1.主要な作戦概念
2.作戦立案の基礎
3.統合・連合作戦 - 軍事と科学技術
- 軍事と科学技術の相互関連性及びその重要性について歴史的変遷を通じて理解させる。
1.産業革命と近代兵器の出現
2.軍事技術の飛躍的発展
3.先端技術と兵器
4.陸海空自衛隊の装備と新たな領域(電磁波・宇宙・サイバー)の技術 - 統率
- 「人の上に立つ者とは、こうあるべき」等、幹部自衛官として目指すべき統率に関する目標(理想像)と今後修練すべき事項のイメージアップを目的とする。
1.統率の意義
2.日本人の特性
3.日本の防衛法制の特性
4.自衛隊の組織上の特性
5.任務に応ずる統率
6.戦場心理
7.統率の実践 - 〔選択共通科目〕個人の希望により、必要に応じて履修する科目です。
- 国防政策
- 日本を取り巻く安全保障環境等、日本の国防を考える上で重要な諸要素について理解させるとともに、日本の国防について考察させる。
1.日本周辺の安全保障環境、日本の防衛政策の変遷
2.時事的問題を題材とした研究 - 科学技術と安全保障
- 軍事と科学技術で習得した知識を基礎に、科学技術と安全保障の相互関連性を教育し、 国防における科学技術の重要性を理解させ、じ後の進展性の素地を付与する。
1.覇権技術
2.日本の科学動員と科学技術戦略
3.軍事における革命及びトランスフォーメーション - 戦略論Ⅰ
- 日本の国家安全保障戦略を基礎とし、日本の周辺の安全保障環境及び日本の取組並びに周辺国の動向等を整理して討論することにより、戦略的な ものの見方・考え方の習得に資する。
1.日本の安全保障戦略
2.日本の取組
3.周辺国の動向等
戦略論Ⅱ- 軍事組織の意思決定を考察する上で有用な概念等を理解させる。
1.意思決定
2.軍事組織
3.指揮官と幕僚
4.作戦計画 - 軍事史Ⅰ
- 第二次世界大戦以降の国際紛争について、その類似性と相違性を比較して考察することによって、現代の国際紛争の特質等を理解する。 これにより、現在進行中の国際紛争や将来起こり得る国際紛争に対して、論理的かつ客観的に考察するための資を得る。1.国際紛争の定義
2.国際紛争に影響を及ぼす諸要因
3.国際紛争を考察する際の分析枠組み
4.主要な国際紛争を考察 - 軍事史Ⅱ
- 古代から18世紀半ばまでの世界の戦争について、扱う戦争の時代背景や地域の通史を俯瞰すると共に、個々の作戦・戦闘の概要について理解する。 これにより、欧米の軍事理論家や戦略理論家がその理論の創造・検証に引用している戦史の、どのような部分に着目したのかを考察するための資を得る。
1.古代ギリシア・ローマの歩兵主体の戦争
2.オリエント・中東を中心と騎兵主体の戦い
3.騎馬民族の興亡と戦い
4.西欧とイスラムの文明の衝突
5.三十年戦争から植民地争奪戦までの西欧列強の戦い - 軍事史Ⅲ
- 警察予備隊の創設経緯を含み、自衛隊の発足から現在に至る間の、安全保障環境の変化に適応する自衛隊の変遷とその意義について理解させる。
1.敗戦から再軍備に向けて
2.自衛隊の発足
3.冷戦期の自衛隊
4.冷戦構造終結後の自衛隊とその後の変遷 - 防衛学専門書購読Ⅰ
- 世界や地域、日本の安全保障に関する専門書や論文等の読解を通じ、英語力(語彙力及び読解力)を向上させるとともに、 現在の安全保障や外交・防衛に対する理解を深める。
- 防衛学専門書購読Ⅱ
- 世界や地域、日本の安全保障に関する専門書や論文等の読解を通じ、英語力(語彙力及び読解力)を向上させるとともに、 現在の安全保障(外交・防衛)対する理解を深める。 講読する文献は、担当教官が年度ごとに特定のテーマを掲げ、学生の関心も加味しつつ、テーマに基づいた専門書や論文等を初回の講義において提示する。
- 防衛英語
- 日本の防衛政策に関する専門文献の読解等を通じ、現在の防衛政策に対する理解を深めつつ、幹部自衛官として 必要な軍事分野に関する英語力を向上させる。
1.防衛計画の大綱概要
2.日本を取り巻く安全保障環境3.国際社会の課題4.防衛力の役割5.日米安全保障体制6.安全保障協力の概要