友田 昌宏(Tomoda Masahiro) 准教授

最終学歴
2008年 中央大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了
学位
博士(史学)2008年3月19日 「幕末・明治における宮島誠一郎の立憲政体構想」
教育科目等
近現代史、日本史概論、日本史特論、歴史学、日本・アジア史研究、基礎ゼミナール、人間文化研究T
専門分野
日本近代史
キーワード
幕末維新、米沢藩、東北
主要所属学会
明治維新史学会、日本史研究会、歴史学研究会、日本歴史学会
著書・論文等
1.『幕末維新期の日本と世界―外交経験と相互認識』(編著、吉川弘文館、2019)
2.『東北の幕末維新―米沢藩士の情報・交流・思想』(単著、吉川弘文館、2018)
3.『東北の近代と自由民権―「白河以北」を越えて』(編著、日本経済評論社、2017)
4.『未完の国家構想―宮島誠一郎と近代日本』(単著、岩田書院、2011)
5.『戊辰雪冤―米沢藩士・宮島誠一郎の「明治」』(単著、講談社現代新書、2009)
教官からひと言
私の専門は日本の近代史です。とくに幕末維新期を中心に研究をしています。幕末の動乱の引き金となったのは、嘉永6(1863)年6月3日のペリー来航でした。そして、その動乱の末に明治維新という大きな変革がもたらされたのです。つまり、明治維新とは外から大きなインパクトによって引き起こされた変革だったといえます。そこには、日本を西欧列強に対抗できる国家に仕立て上げなければならないというこの時代の人々の共通した、切迫感あるいは使命感がありました。これがその後の日本の近代の歩みをある意味で規定していきます。
昨今、国際情勢は緊張の度合いを高めています。そのなかで自衛官の役割はますます大きくなっています。対外的緊張のなか、国のあり方を模索した人々の営為を考えることは、将来幹部自衛官となる皆さんに大きく資するところがあるはずです。
皆さんと一緒に明治維新にはじまる日本の近代の歴史をさまざまな観点から考えていきたいと思っています。