日本の夏の風物詩といえば・・・鳥人間コンテストですね(異論は認めます)!工夫をこらした機体と熱い人間ドラマを毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。人力飛行機はこのコンテストなどでよく目にする機会がありますが、人力ヘリコプタを見たことがある人は少ないかもしれません。
人力ヘリコプタの定義として通常参照されるのは、アメリカヘリコプタ協会が設定した賞の要件です。具体的には1分以上の浮上、3m以上の高度に到達、飛行中10m四方の枠内に収まることなどです。
写真は世界で初めてこれらの要件を達成したATLASという機体で、作成したカナダのチームは賞金$250,000を獲得しました。機体の幅は約50mでジェット旅客機B737よりも大きいのですが、重量は55kgしかありません。
ATLASの成功は2013年です。人力飛行機が1980年代には100㎞以上の飛行を達成していたことを考えると、人力ヘリコプタを作成することの難しさがわかると思います。
実は日本においても、1990年代に日本大学の内藤先生が人力ヘリコプタを研究していました。YURIと名付けられた機体は20秒程度の安定した飛行を達成しており、その成果はATLASにも活かされています。
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