CIW留学記 〜第1回ワシントンDCに到着〜
8月1日に日本を出発しまして、無事ワシントンDCに到着しました。日本からは直行便で13時間もの長いフライトでとても疲れました。DCでのアメリカの入国審査は思ってたより簡単で全くノーチェックでした。それより日本の出国審査の方が大変で、米国向けの全日空の便に乗る人は荷物を全て開けられて、時間がとてもかかりました。お陰で出発時間が1時間以上遅れてしまいました。日本とは、ちょうど時差が13時間ほどありますので、まだ完全にジェットラグが直ってません。また、ここワシントンDCも日本と変わらずとても蒸し暑くて、周りの人もawfully hotと言ってます。
私の留学先のカーネギー研究所は、想像してたよりもこじんまりとしていて、主な建物は2棟だけです。1つは居室や事務のある棟(main building)で、もう一つは実験設備のある棟(research
bulding)です。建物自体も結構古くて、大きさは防衛大の1号館くらいの感じです。
カーネギー研究所
この研究所は、Geophysical Laboratory(GL)とDepartment of Terrestrial Magnetism(DTM)という2つの部門からなっており、研究者の数はポスドクを含めて2つあわせると総勢約30名くらいです。研究者の出身は多岐にわたり、化学、物理はもちろんのこと地球科学や宇宙関係、材料関係等の専門の人がいます。ポスドクは世界各国から来ていますが、中国人が圧倒的に多いです。そのせいで、いろんななまりの英語が飛び交っていて聞き取れないことも多いです。私のボスは完全なアメリカ英語で、いまのところは気を使って結構わかりやすく話してくれるので助かってます。今はちょうどバケ−ションの時期で、多くの人が(中国人以外は)休んでいるので研究所内は結構静かです。
ともあれ、必要なものを買いそろえ次第、すぐに実験しなさいとのことなので、なんとかいい成果があがるようにがんばります。ここでは、必要なものがあったら自分で買ってきても、後でレシ−トを渡せばお金を返してくれます。また、全部の階にプリンタ-やコピ-(それも複数)があって、そのどれをつかっても良いので便利です。
尚、住むところは以下に決まりました。
Mr. Clifton J Batson's Residence, Room No. 6
2948
Upton Street, N. W. Washington, D. C. 20008, U. S. A.
TEL:202-363-1356
ここは研究所のゲストハウスで、毎日歩いて通ってます。位置的には、DCの北西部のコネチカット通り沿いにあたり、とても高級な住宅やマンション群が立ち並んでいて、本当に都会という感じです。ちょうど地下鉄のVan Ness/UDC (University of District of Colombia)駅のすぐ近くにあり、まわりにはス−パ-などがいっぱいあって結構便利なところです。このあたりの住民は医者や弁護士、公務員が多いとのことです。よく朝なんかにマンションから大型犬(日本と同じで、やはりゴ−ルデンレトリ−バ−やシベリアンハスキ−が多い)を散歩の為に連れてでてくる人を見かけます。通勤時間帯には市内に向かう車の量がとても多いです。通勤は人の流れと反対に郊外の方へ向かってこのコネチカット通りを歩いて行き、一転して途中でロッククリ−クパ−クというとても大きな森の方へ向かってなだらかな丘を登って行くと、公園に入るあたりにカ−ネギ−研究所があります。だいたい歩いて20〜30分くらい(5ブロック)程度の距離です。都会の雰囲気を味わいつつ、森の中ではリスなんかのいろんな小動物を見ながら行くこの通勤環境は、とても気に入ってます。研究所の方の住所は以下のとおりです。
ゲストハウス
コネチカット通り
地下鉄Van Ness/UDC駅
ロッククリークパーク
Yukihiro
YOSHIMURA
Geophysical
Laboratory
Carnegie
Institution of Washington
5251
Broad Branch Road, N.W.
Washington, D.C. 20015, U.S.A.
e-mail:y.yoshimura@gl.ciw.edu
TEL:
202-478-8913
FAX:
202-478-8901