CIW留学記
CIW留学記 〜第11回もうすぐ帰国〜
既にＴＶ等でご覧になられたかもしれませんが、先週の木曜日からハリケーン”イザベル”がＤＣを直撃してしまい、かなり被害が大きかったです。私の住んでいるところは丸3日間程停電してしまい、ろうそくと懐中電灯の生活でした。電気がないと、お湯は出ない、食べ物は料理できない、しかも電話も止まる等々、ほんとに疲れた週末でした。まだ、道のそこここに倒れた大木が転がっていたり、停電しているところもまだ大分多くて、通りでは信号機が止まっていたり、メリーランド州の方では多くの家が浸水していますので、元通りになるにはまだしばらくかかるのではないでしょうか。
ハリケーン"イザベル" 研究所のほうもやっと今日の朝になんとか電気が復旧して、こうしてなんとか帰国の連絡をすることができ、ホッとしています。まだ電気の供給が安定していませんのでいつ止まるが心配なのですが、、、。ところで、早いもので、とうとう帰国する時期になりました。
9月29日、ワシントンDC発、9月30日 東京(成田)着のANA便で帰国します。ハリケーンが来るのが一週間ずれていたらと思うとぞっとしますが、お蔭様で今まで無事に健康で楽しく過ごすことができました。
こちらの研究室を去る前に、ボスはありがたいことに私の為にさよならパーティー（それも気を使って？中華料理店で）を開いてくれました。これまで見ていますと、ラスファミリーに来たポスドクが去る場合に、必ずしもこのようなパーティーを開いてくれるとは限らず、ちゃんとそれなりの成果を残した人だけが出て行くときだけ、やってくれていたみたいです。中には、このことについてブツブツと言ってた人達がいましたが、、。（でも、私の見るところ、彼らは例えばサッカーやバレーボールばっかりしていたような気が、、、）そういうことなので、もし私が去る時になんにもなかったらどうしよう、と密かに恐れていましたがこのことを聞いたときはうれしかったです。ただ実際は、私が日本人ということで言葉もかなり不自由な中で、まあ一生懸命がんばっていたようなので、ということだけだとは思いますが。
とにもかくにも、つらくも楽しい生活も本当にあとわずかになりました。お陰様で日本では経験できない非常にたくさんのことをする機会を得ることができました。この経験を今後の教育・研究活動にぜひ生かしたいと考えております。
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