轟 孝夫(Todoroki Takao) 教授

最終学歴

1999年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程哲学専門分野修了

学位

 博士(文学)(2002年9月)
 「ハイデガー哲学の根本問題」

教育科目等

 人間学、思想と文化、哲学研究、基礎ゼミナール、地域思想論T、欧米思想論、人間学研究V、多文化共生社会における倫理、卒業研究

専門分野

 現象学、解釈学、実存思想、近代日本思想

キーワード

 ハイデガー、フッサール、西田幾多郎、京都学派、テクノロジー

主要所属学会

 日本哲学会、日本倫理学会、日本現象学会、実存思想協会、西田哲学会

著書・論文等

 1.Staat und Technik bei Heidegger und in der Kyoto-Schule (Heidegger-Jahrbuch, 7, 2013)

 2.ハイデガーの労働論(実存思想論集、28、2013)

 3.槇智雄初代防衛大学校長の教育理念とその淵源―アーネスト・ バーカーとの関係を中心に(防衛大学校紀要、97、2008)

 4.存在と共同―ハイデガー哲学の構造と展開(法政大学出版局、2007)

 5.技術と国家―ハイデガー技術論の射程(加藤尚武編『ハイデガーの技術論』理想社、2003)

教官からひと言

 私たちは現在、どのような時代に生きているのだろうか。

 私たちの世界はどこへ向かっているのだろうか。

 私たちの生き方は、意図しようがしまいが、今述べた問いに対する何らかの答えに基づき、つまりその答えの表現そのものです。

 科学技術の発展が自然や人体の操作可能性を限りなく高めていき、また私たちはそのことによる生活の利便性の向上をつねに期待しています。今日では、こうした現実を前提として、その促進に何らかの形で参与することが、私たちにとってほとんど選択の余地のない生き方となっています。

 哲学はこのような現実の手前で立ち止まって、その意味を考えます。それは上述の基準からすれば、無益な活動、ないしはそもそも不−活動にしか見えないでしょう。しかし、私が主な研究主題としているドイツの哲学者マルティン・ハイデガーは次のように述べています。「思索は思索することによって、行動しているのだ。この行動はおそらく、もっとも単純で、同時にまたもっとも高貴なものである……。」(「ヒューマニズムについて」)

 人間文化学科でこのような「考える」場を皆さんと形作っていければと思っています。

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